2010年4月4日(日)
第35回全豪剣道選手権大会
Australian Kendo Championship メルボルン総合スポーツセンター
Melbourne Sports and Aquatic Centre
(MSAC)
アルバートパーク Albert Park
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map (航空写真)
全豪剣道チャンピオンを決める剣道選手権大会が4月3日-4日の二日間に渡ってアルバートパークのMSACで行われた。
撮影データ
Canon EOS 5D MarkU絞り優先AE 評価測光 絞りF2.8 1/200秒 ISO感度 6400 AWB
画質圧縮率 JPEG レンズ EF70-200mm f/2.8L IS USM
全豪剣道連盟(Australian Kendo Renmei)は、1972年に設立され、同年に世界剣道連盟(International
Kendo Renmei)に参加。。その2年前の1970年には、有志にて第一回世界剣道大会に選手を送っている。全豪剣道選手権大会は、1975年にメルボルンで開かれ、2010年の大会は、第35回となる。。
全豪剣道選手権大会
男子個人戦(有段者の部)
女子個人戦(有段者の部)
男子個人戦(級の部)
女子個人戦(級の部)
オープン個人戦
ベテラン個人戦
男子州対抗(有段者の部)
女子州対抗(有段者の部)
州対抗女子団体戦(有段者の部)
州対抗男女混合団体戦(有段者の部)
州対抗団体戦(級の部)
州対抗型の部
などに分かれて対戦する。
4月3日、4日の選手権大会に引き続いて、5日、6日には、メルボルンの謙志館道場で指導者セミナーが行われる。
また4月7日には、昇級昇段審査が、謙志館道場で行われる。
参加チームは、ビクトリア州、ウェスタンオーストラリア州、ニューサウスウェールズ州、クインズランド州、タスマニア州、サウスオーストラリア州、首都キャンベラ特別区(ACT)のオーストラリア全土の剣道連盟。
総勢100名以上の剣士が、アルバートパークに集まって熱い戦いを繰り広げた。
全豪剣道連盟
ビクトリア州剣道連盟
有段者の部に参加した選手は、どの選手もレベルが高い。上段の構えや、二刀流を使う剣士も登場して会場を沸かせた。
オーストラリア全土の中でもメルボルン、ビクトリア州は、最も剣道が盛んな場所。
メルボルン市内には、オーストラリア剣道の本山とも云える謙志館道場や、謙志館道場から派生した不動心道場、Nanseikan道場、Mumeishi
剣道クラブ、メルボルン大学剣道部、モナッシュ大学剣道部などがある。ビクトリア州内では、バララット剣道クラブ、Renshinkanなど。
長年の普及活動の成果で広がりを見せている。
謙志館道場 不動心道場 南西館道場
竹真会道場 バララット剣道クラブ
無名士剣道クラブ メルボルン大学剣道部
モナッシュ大学剣道部
日本剣道連盟から、真砂8段範士と田村8段教士が審判として派遣されている。
全豪剣道連盟では、剣道用語は、ほとんどの場合は、日本語をそのまま使用している。メン、コテ、ドウ、ツキ、シナイ、イッポンなど。
日本の道場で稽古をしたオージー選手も多く、、チームの為、オチツイテなど日本語がオージーからも声援として発せられた。
オージーの有段者は、完全に剣道を理解しており、鋭い打突やうまい防御が見られた。
みごとに胴、一本。
有段者でも蹲踞(ソンキョ)の姿勢が取れないオージー選手もいるが、その場合は、片足を引く姿勢で蹲踞とみなす方法が取られている。大柄なオージー選手と小柄なアジア系の選手がつばぜり合いをして吹っ飛ばされる例もあった。また大柄で腕力や体力があるオージー剣士は、上段の構えや、日本人にはなかなか出来ない二刀流などを使いこなすようになると、将来は怖い存在となる。
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