シティ案内

今日の一枚へ

アルバートパークトップ

レイクサイド・スタディアム Lakeside Stadium

メルボルン百景トップ


2016年12月11日(日)
レイクサイド・スタディアム
Lakeside Stadium
アルバートパーク公園 Albert Park
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map

レイクサイド・スタディアムは、アルバートパーク内にあるスポーツ施設である。陸上競技場、サッカースタディアムがある。現在はサウスメルボルンFC、ビクトリア陸上競技連盟、豪州陸上競技連盟などのホームグラウンドになっている。

撮影データ Canon EOS 5D MarkU 絞り優先AE 評価測光 1/320 F9.0 ISO感度 100 太陽光 露出補正 JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L USM 2016年1月17日17:38 板屋雅博撮影

 この場所はかつてオーストラリアン・フットボールのレイクオーバル、サウスメルボルン・クリケットグラウンドであった。1883年から100年以上もの間、サウスメルボルンフットボールクラブの本拠地であった。建設当初のスタディアムのデザインでは、ビクトリア・フットボールリーグ(VFL)のサウスメルボルン・FCのホームグラウンドであることが一番目立っていた。レイクオーバルは、当時VFL最高のオーバルと思われており、実際、1901年VFLグランドファイナルの会場として使われた。1981年にサウスメルボルンFCがシドニーに移転し、シドニースワンズとなるまでは、サウスメルボルンFCのホームグラウンドとして使用された。
 
 最後のVFLの試合は、8484名の観客の前で1981年8月29日にノースメルボルンと戦って33点差で負けた試合である。サウスメルボルンFCは1981年以降も練習試合などに使用した。

1950年代に夜間照明を取り入れ、メルボルンで夜間試合が恒常的に実施される最初の会場となり、1955年から1971年にVFL/AFLの夜間試合が行われるようになった。
レイクオーバルの入場者記録は、1932年7月30日の41000名で、カールトンがサウスメルボルンを9点差で破った試合であった。

1980年代から1990年代には財政的に苦難であったフィッツロイFCが練習場や事務局として使用した。レイクオーバルの建設当初の構造は、グランドスタンドの部分で1926年に建設され、現在も当時のままである。長い間使用されず荒廃していた。シドニースワンズが買収して博物館にする話や、解体する計画も出た。2011年に改修計画が出て、スタンドはビクトリア陸上競技連盟が使用することになった。

 フットボールやクリケット用途のオーバルからサッカー用の四角形への再開発はミドルパークにあるオーバルがメルボルンF1グランプリ用途に使用されることになり、メルボルンFCが使用できなくなる1995年に実施された。スタディアムは14000名の収容人員となった。グランドスタンドは、3000名である。リセプションセンターや、事務局、ソーシャル会場などを備えていた。スタディアムの3方向はオープンテラスとなっており、木製のシートが備わっている。サッカー豪州代表チームサッカールーや女子代表チームマチルダの試合を行ったこともある。



 2008年にビクトリア州政府はレイクサイドスタディアムの再開発プランを発表した。陸上競技トラックを整備してオリンピックパークから陸上競技を移動する為である。2010年6月に用途変更工事は始まった。世界標準の8レーン人造走路と6レーンの練習走路が作られた。FIFA世界サッカー連盟標準の自然芝サッカーピッチや電光掲示板、照明設備、北側スタンド、観客用娯楽設備なども作られた。施設はメルボルンスポーツ水泳センター(MSAC)や州ネットボール・ホッケーセンターを運営する州スポーツセンター財団が運営している。

このページのトップに戻る

inserted by FC2 system