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(毎日更新酔ってなければ)
2008年8月6日(水)
中央池のベンチ
ロイヤルボタニカルガーデン
Royal Botanical Garden
メルボルン Melbourne
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今日は、朝でも10度ほどと暖かな朝になりました。昼には16度ほど、夜になってもほとんど気温が下がらずまた天気も安定して良く散歩日和となりました。

昨年の今日2007年8月6日(野菜の値段観測



植物園(Botanical Garden)。
ボタニカルガーデンは、植物を集めた庭園ではありません。植物学的な視点を持って意図的に植物を集めた学術庭園です。
大学や国の研究機関などとの結びつきが深い研究庭園を一般開放しているものです。古くは、エジプト プトレマイオス王朝のアレキサンドリアにあった古代世界最大の図書館(学術の殿堂)に併設してありました。中世のルネッサンス期以降には、医学薬学の研究の一貫として大学の研究所に付属しています。
イタリア ピサ大学(1544年)
フィレンチェ大学(1545年)
ボローニャ大学(1567年)
スペイン バレンシア大学(1567年)
ドイツ ハイデルベルク大学(1597年)
コペンハーゲン大学(1600年)
オックスフォード大学(1621年)
ハノーバー大学(1666年)

 1600年代の大航海時代を迎えると王族や貴族の権力を示す道具として世界中から植物を集め、大植物園を保持することが流行り始めます。どれだけ世界に植民地を持っているかを形を変えて競ったのです。

その最大のものは、ロンドンにある世界遺産キューロイヤル植物園(Kew Royal Botanic Garden)です。英国王族によって1700年代の半ばころから形成されはじめて、英国の植民地の拡大と共に世界中から植物を集めています。
キューロイヤル植物園には、中国の1700年代の仏塔や、日本の勅使門、民家なども集められています。

日本にも植物学者シーボルトが1823年に来日し、医学を教えるかたわら、膨大な植物収集を行っています。

 王室の援助を受けた英国科学協会(Royal Society)によって科学探検隊が多く世界中に派遣されました。豪州を事実上、発見したキャプテンクックや、進化論を発表したダーウィンのビーグル号なども派遣しています。

キャプテンクックは、シドニーへ到着した際に、探検隊のパトロンである植物学会に敬意を表して、ボタニーベイ(当初は、Botanist Bay)と名付けました。

豪州は科学探検、植物採集のために立ち寄ったと云っても過言ではありません。

メルボルン ロイヤル植物園は、英国のキューロイヤル植物園の伝統を引き継ぐ英国の威信をかけた国家事業として設立されたものです。

英国ビクトリア二世女王の名代であるビクトリア総督邸が、敷地内にある理由が理解できます。

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