シティ案内

今日の一枚へ

カールトンガーデントップ

世界遺産 万国博覧会場 International Exhibition Building

メルボルン百景トップ

2009年5月26日(火)
世界遺産 万国博覧会場
International Exhibition Building
ロイヤルエキジビジョンビルディング
Royal Exhibition Building
カールトンガーデン Carlton Garden
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map

今日は、久し振りにすっきりと晴れた良い天気でした。

昨年の今日 2008年5月26日(温室植物園

Canon EOS 5D MarkU絞り優先AE シャッター速度1/640秒  絞りF2.8 スポット測光  ISO感度 200 AWB  画質圧縮率 sRAW2  レンズ EF24-70mm f/2.8L USM

 メルボルンの北東部カールトンガーデンに立つ世界遺産『ロイヤルエキジビジョンビルディング』は、1880年の第八回万国博覧会(The Great Exhibition)の会場として建築された。
第一回は、メルボルンがNSWから独立してビクトリア植民地となった1851年に開催されたロンドン万国博覧会だ。
現在の万博とは、やや趣が異なり、各国の特産品や新製品を出展する産業博物館の意味が強かった。即ちお祭りと言うよりも実際に販売できる商品の陳列だ。
ロンドン万博は、メルボルンのアルバートパークに名を残すアルバート公(ビクトリア女王の夫君)が中心的な役割を果たした。
当時としては画期的な試みで、当時の大英帝国の全人口の1/3にあたる800万人が訪れた。

 英国全土のみならず、ヨーロッパ各地、インド、オーストラリア、南アなど大英帝国植民地など世界中から珍しい産品が出展された。機織り機、製鉄機械、郵便用機械、キッチン用品、FAX Machine、銀板写真、大気圧計、世界最大のダイヤモンド、カンガルーなどであった。
大英帝国の産業革命と広大な植民地を見せつけた。

第一回アメリカズカップヨットレースが始まったのもこの時だ。

Victorian Station

1851 Exhibition

Duke Magazine

 第二回:1853年ニューヨーク。
第三回:1855年パリ
第四回:1862年ロンドン
第五回:1867年パリ ナポレオン三世によって主催。幕府、薩摩藩、佐賀藩が出品。水戸藩の渋沢栄一が参加。
第六回:1873年ウィーン 日本政府として参加。日本館を建設。
第七回1876年フィラデルフィア アメリカ独立100周年記念 ベルの電話機、ハインツのケチャップ。
第八回1878年パリ エジソンの蓄音機や自動車が登場
第九回1880年メルボルン
第十回1888年バルセロナ
第十一回1889年パリ エッフェル塔が建設。

 第七回のアメリカを除けば、初期の万博は全てヨーロッパの主要国で実施されている。
欧米以外ではメルボルンだけが唯一の例外であった。飛行機がない時代に、ヨーロッパ以外で、しかも南半球で、ヨーロッパの反対側であることを考えれば、ゴールドラッシュで莫大な財産を持っていたメルボルンの力が如何に強大であったかが判る。

ロイヤルエキジビジョンビルディングは、当時のメルボルンの力を誇示している。

メルボルンの後、南半球で万博が行われたのは、100年後の1988年のオーストラリアブリスベンである。

このページのトップに戻る

下記に『メルボルン百景』のサイト内検索機能を付け加えました。 調べたい単語を入れてみてください。ヤラ川、トラム、レストラン、ワイン、などなんでも検索できます。

Google
WWW を検索 ”メルボルン百景”を検索

当ページに記されている内容の信頼性に関しまして、筆者は責任をもっておりません。ご注意ください。
当ページ及び付属のページに記載されている内容や画像を無断で複製・転載・使用することを禁じます。
当サイトは、ホームページ、ブログなどにリンクフリーです。リンクされたら下記までご連絡ください。
Copyrights (C) 2005-2010 Melbourne Hyakkei All Rights Reserved.

inserted by FC2 system