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フラッグスタッフガーデン

フラッグスタッフガーデンズ の歴史

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2017年8月2日(水)
フラッグスタッフガーデンの歴史
メルボルン Melbourne
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フラッグスタッフ公園は、メルボルンシティ(CBD)の唯一の大型公園である。都心のオアシスとして親しまれているが、その歴史はメルボルンの歴史と重なっている。特にメルボルン海岸との通信施設として旗竿(フラッグスタッフ)が使われた事が、名前の由来になっている。


撮影データ Canon EOS 5DMarkU 絞り優先AE 評価測光 絞りF10.0 1/400秒 ISO感度 200 露出補正-1/3 太陽光 JPG レンズ EF 24−70mm f/2.8L USM 2017年1月21日18:43 板屋雅博 撮影

Wikipedia

 フラッグスタッフガーデンズは、1862年に設立されたメルボルン最古の公園である。
ウィリアム通り、ラトローブ通り、キング通り、ダッドリー通りに囲まれた1ブロック(7.2ヘクタール、18エーカー)であり、メルボルン市当局が管理している。南東角のラトローブ通りにはフラッグスタッフ鉄道駅や1869年8月7日設立の旧造幣局ロイヤルミントがある。
公園の北西部にはクイーンビクトリアマーケットがある。
メルボルンは、1835年に定住がはじまったが、最初の死者は、ウィリアム通りとキング通りの高台に葬られ、その場所は、ベリアルヒル(Burial Hill、埋葬の丘)と呼ばれた。ベリアルヒルからは、ヤラ川やメルボルン湾の牧歌的な景色が見渡せた。1838年頃には、メルボルン最初の墓地は、現在のビクトリアマーケットの辺りに定められて、埋葬が継続された。

 1840年には、フラッグスタッフ公園の高台に旗竿塔を立ててメルボルンシティとメルボルン湾に入港する船舶との信号システムとした。旗竿はあまりに小さいので1841年に15mの長大な旗竿が立てられた。1850年11月11日 ビクトリアがNSW植民地から分離して独立した植民地となることが発表された。フラッグスタッフ公園にお祝いとしてかがり火が焚かれ約5000名が集まった。当時の人口は3万人ほど。1853年メルボルン墓地が正式に設立された。1857年 キング通りの南北方向の傾斜勾配がきついので、掘削工事が行われた。フラッグスタッフ公園とキング通りの境界部分に土留め用にブルーストーン製の高い土手壁が築かれた。



 1853年-1863年 磁気観測所と気候観測所が丘の上にGeorg von Neumayerによって建設された。William John Willsが豪州縦断旅行に行く前にここでアシスタントとして働いていた。
キングスドメインに新しい天文台が設置されので、フラッグスタッフの施設は移動した。
これはシティの建物の金属類が磁気観測に影響を与えた為であった。
1860年代に電信が普及したためにフラッグスタッフによる通信は不要となった。


  オーストラリアの最初の電信線は、ビクトリア植民地政府の出資によりメルボルンと港町ウィリアムズタウンの17kmを結び、1853年から54年にカナダ人移民の電信士Samuel McGowanによって設置され、54年3月に通信が開始された。最初の年の電信通信数は、4000本であった。1854年12月にはジーロンまで延伸された。最初の通信は、ユーレカ暴動のニュースであった。1855年1月にはクイーンズクリフ線、12月にはポートメルボルン線が開通した。これによってメルボルンへの船の入港、出港が電信でわかるようになった。1856年12月にはバララットやベンディゴへも開通した。1857年までにサウスオーストラリアの境に近いポートランドも含みビクトリアの多くの町へ電信線が開通した。
総計2697km電信線で結ばれ、1年に12万通以上のメッセージが送達された。

 1862年にウェストメルボルンの住民がフラッグスタッフの丘を公園やレクレーション場にするように政府に嘆願書を提出した。政府の公園管理を担当していた政府の役人(Deputy Surveyor-General)であったClement Hodgkinson,が公園の基礎プランを作って、実施を指示した。


1871年 メルボルンのパイオニアの費が設置
1873年 フラッグスタッフガーデンズが公園として恒久認定。
1880年 公園内の通路や芝生、木々、花園が設置
1917年10月9日 公園管理がメルボルン市に移管。
1918年 子供遊び場が設置、メルボルンでは最初の子供プレイグラウンドであった。
2004年3月23日 ビクトリア州遺産に認定された。

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