シティ案内

今日の一枚へ

メルボルンパーク

メルボルンリクタンギュラー競技場 AAMIパーク

メルボルン百景トップ


2015年7月4日(土)
Melbourne Rectangular Stadium (AAMI Park)
メルボルンパーク Melbourne Park
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map

ヤラ川のスワン通り橋からリッチモンド駅方面に向かうと左側に全豪オープン会場が広がるが、右手にはAAMIパークがある。その手前にはAFLコリウッドの練習拠点もあり、アルバートパークと並んでメルボルンのスポーツの中心地となっている。

撮影データ Canon EOS 5D 絞り優先優先AE 評価測光 絞り 10.0 1/1250秒 ISO感度400 露出補正 太陽光 JPG レンズ EF 70-200mm f/2.8L /USM 撮影:板屋雅博 撮影2015年1月21日 17:53

  Rectangularとは長方形とか四角形という意味であり、日本的に考えると変わった名前であるが、オーストライアンフットボールやクリケットが盛んな豪州では楕円形を意味するオーバルが一般的な競技場である。従って長方形の競技場は豪州にとっては比較的新しいスポーツであるサッカーやラグビーの競技場を意味する。メルボルンリクタンギュラー競技場は一般にはスポンサーである保険会社の名前からAAMIスタジアムと呼ばれる。お隣の全豪オープン会場もスポーツだけでなく、音楽祭なども盛んに行われ、この地域全体をスポーツ&娯楽地区と呼ばれ、AAMIスタジアムが立地する場所は、エドウィンフラックフィールドと名前がついているが、一般にはほとんど知られていない。

  
 AAMIスタジアムの主なフランチャイズチームは豪州プロラグビーリーグNRLのメルボルンストーム、とラグビーユニオンスーパーリーグのメルボルンレベルズ、豪州サッカーAリーグのメルボルンヴィクトリーFCとメルボルンシティFCである。
日本で一般的に思われているラグビーはラグビーユニオンという競技である。豪州でラグビーというと日本にはなじみがないラグビーリーグを指す。ラグビーリーグはラグビーユニオンから発生した競技だが、スクラムがなくスピーディーに得点を重ねるゲームで豪州、特にシドニーから北部で人気がある。メルボルンにはMCGとエティハッドスタジアムの2大競技場があるが、ふたつとも冬はオーストラリアンフットボールAFLと夏はクリケットが週末をほぼ独占している。近年、新しい流入した移民を中心にサッカーなどの人気が高まっており、週末に身近で見れる競技場の必要性が高まっていた。
  
 AAMIパークはメルボルン初の大型目的型長方形競技場で2010年に完成した。AAMI保険のスポンサーは同年より8年間の契約である。
AAMI競技場が出来るまでは、隣接するオリンピックパーク競技場があるが、こちらには観客席が非常に少なく、現在は陸上競技場として使用されている。今年、2015年のAFCサッカーアジアカップの際の5競技場のひとつとして使用され、日本チームもここで競技している。
またラグビーユニオンの2010年と2014年の4か国大会でも使用され、2017年のラグビーリーグワールドカップの開催も決定している。
  
 この場所の由来となったエドウィンフラック(Edwin Flack)は、1896年にアテネで開催された第一回オリンピック大会に当時英国の植民地であった豪州から唯一出場した陸上競技選手である。メルボルンで父の会計事務所で会計士として働きながら陸上競技を続けていた。勉強の為、渡英しロンドンのプライスウォーターハウス社(現プライスウォーターハウスクーパース社)で働きながら、ロンドンアスリートクラブに所属していた。エドウィンフラックは800mと1500mで金メダルを獲得し、植民地ながらオーストラリアの名前で受賞している。第一回オリンピックの参加国はエドウィンフラックのオーストラリアを含めて11か国であった。

Wikipedia

公式web

東隣のGosch's Padockより。
  
 住所:エドウィンフラックフィールド、オリンピックブールバード Edwin Flack Field, Olympic Boulevard
観客収容人員:30500名
フィールドサイズ:136mx85m
設計:Cox Architects and Planners
屋根シェル使用鉄骨:2500トン
ドーム屋根の面積:2万平米
使用コンクリート:4000トン
芝:パケンハムの農場で育てた後に移植

隣のオリンピックパーク陸上競技場より

このページの

inserted by FC2 system