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ムーンバ08

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2008年3月22日(土)
遊園地 
アレキサンドラ公園 Alexandra Garden
メルボルン Melbourne
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イースター4連休二日目の今朝は快晴となり、さわやかな秋の天候のもとで絶好の行楽日和となりました。早朝から郊外へ向かう車で、どの高速道路も混雑していました。

昨年の今日2007年3月22日(ヘラルドサンとバットマンアベニュー

画像は、ムーンバの際のものです。

 メルボルンには、本格的な遊園地と呼べる常設の施設は、セントキルダにあるルナパークだけです。ルナパークは、世界で最も古い遊園地のひとつであり、絶叫マシンと呼ばれるものはほとんどありません。
しかしお祭りの際には、移動式の絶叫マシンが登場します。

遊園地(Amusement Park)は、謝肉祭(カーニバル)にその起源があると言われますが、現在の形式は、15世紀から18世紀のロンドンに見られます。当時は、フェア(Fiar)と呼ばれる市場や、見世物小屋が集まったものでした。Bartholomew Fairは、その典型的な例です。特定の市の日にたくさんの人が集まり、余興やマジック、フリークショーが行われました。サーカスなどもその一種と考えられます。現在とかなり違う点もあります。Bartholomew Fairでは公開で死刑執行なども行われている点です。有名な犯罪人の死刑には多くの人が集まっています。当時はお祭りの人気の出し物でもありました。

 1810年にドイツのミュンヘンで始まった祭り『オクトーバーフェスト』などもビール祭りから始まり、後には変化して遊園地の性格を持つ期間限定遊園地(フェアー)の一種です。日本や中国の縁日もまさしくフェアーであると言えます。
日本ではお化け屋敷が人気ですが、欧米ではフリークショー(freak-show )が人気があります。サーカスにもフリークショーが取り入れられています。これは奇形がある人間や、奇怪な技、術を使う人間を集めた見世物のことです。火吹き男、剣を飲む術などもそのひとつです。
フリークたちを通して、異次元や悪魔の世界との擬似コンタクトを遊園地の中で得ようとすることです。

 中世ヨーロッパ(15世紀〜18世紀)では多くの魔女狩りが行われています。実際に魔女裁判が行われて裁判記録が残っているものだけでも10万人を超す男女が処刑されています。
メルボルンに移民が始まった頃の英国やヨーロッパはまだそういう時代だったのです。
メルボルンで魔女裁判や魔女の処刑が行われたという事実はいまのところありません。

フリークショーは、法の規制や、人権団体からの圧力によって欧米でもほとんどなくなっています。人体の不思議展なども現代のフリークショーと言えるのかもしれません。

 1800年代に入って産業革命とともに、遊園地も大きく変わりました。
電気、モーターの発明です。これによって遊戯具が巨大なものに変化しました。
また夜間の照明も電気の力によるものです。
しかし遊園地の側面には暗黒の影があるのも事実です。

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