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AFL 2010

ジローン・キャッツvsウェスタンブルドッグス

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2010年8月14日(土)
ジローン・キャッツvsウェスタンブルドッグス
Geelong Cats vs Western Bulldogs
ラウンド20 Round 20
MCG メルボルン・クリケット・グラウンド
メルボルン Melbourne
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左から30番マシュー・スカーレット(Matthew Scarlett)、28番バリー・ホール (Barry Hall)4番Andrew Mackie19番(Lian Jones)8番ジョシュ・ハントJosh Hunt

撮影データ Canon EOS 5D MarkUマニュアル露出 スポット測光 絞りF2.8 1/1600秒 ISO感度 2500 露出補正 AWB JPG レンズ EF 400mm f/2.8L USM

 1位コリンウッドに対抗する2位チームはどこか?挑戦者決定戦となったが、ジーロンが161対60の大差でウェスタンブルドッグを下した。
負ければ4位転落の危機のジローンであったが、さすがに地力が大幅にウェスタンブルドッグスを勝った。これで15勝6敗。残りのカールトン、ウェストコーストも問題なく勝てるので、ほぼ2位が確定した。3位は、セントキルダ、4位ウェスタンブルドッグスもほぼ確定した。5位以下は、シドニー・スワンズがフリーマントルに勝って、8位以内をほぼ確定。


左から27番Will Minson, 4番Daniel Cross, 20番Steve Johnson14番Joel Selwood

 左から3番ジミー・バーテル、6番Brad Otten, 44番Brodie Moles, 14番Joel Selwood

昨年まで圧倒的な強さを誇ったジローン・キャッツだが、今シーズンは、出場選手の好不調にも左右されどうも破壊的な強さに欠けている。序盤でフリーマントルに競り負け、カールトンには、大敗。終盤に入っても
セントキルダ、アデレード、コリンウッドと大事な試合を落としている。ウェスタンブルドッグス戦に負ければ、4位転落の可能性があり、グランドファイナル進出の夢はほぼ断たれることになる大事な試合であった。
それでも重要な試合には卒なく勝つのが常勝軍団、ジローンの持ち味。この大切な試合に大勝してジローン強しの印象を与えたのは大きい。
 
 左 バリー・ホール、右27番マシュー・スカーレット

ジローンの強さは、ミッドフィルダー陣の層の厚さと云ってよい。他チームのように切り札のゴールキッカーはいない。
ゲリー・アブレット、ジミー・バーテル、ジョエル・セルウッド、キャメロン・リン、ジョエル・コーリーと攻守の切り替えが早いスター選手が揃っている。
スティーブ・ジョンソン、キャメロン・ムーニー、トム・ホーキンス、マシュー・スカーレット、マックス・ルーク、ポール・チャップマンなど経験豊富で、当たりが強い好選手がミッドフィルダーからフォワードに布陣しているのも強い。


 
 29 番ゲリー・アブレット、30番マシュー・スカーレット、後ろは26番トム・ホーキンス、倒れているのは、14番ジョエル・セルウッド

ジローンの欠点は、絶対的なラックマンが不在な点。マーク・ブレーク、トム・ホーキンスなどがジャンプするがいまひとつ。ゲリー・アブレットなどのミッドフィルダー陣の活躍で、あまり目だ立たないがコリンウッド戦などの敗因はラックマンの要因も大きい。

今年のグランドファイナルは、コリンウッドvsジローン・キャッツの可能性が非常に大きくなった。これにセントキルダがどう割ってくるか?
ウェスタンブルドッグスは、このところ5連勝してムードが良かっただけに今日の大敗は惜しまれる。
人気のアカマニスをシーズン途中に解雇したのが惜しまれる。
 
 5位以下のチームは、フリーマントル、カールトン、シドニー、ホーソンだが、上位4チームを脅かすチームはいない。カールトン、ホーソンは爆発力はあるがそれでもファイナルシリーズ後半まで勝ち残る力は無い。


 
 ジローンのマーク・トンプソンは、名監督として知られる。コリンウッドの猛将モルトハウスとは好対照だが、その戦いぶりも見どころのひとる。

ジローンが2年連続優勝、この4年間で3回目の優勝を遂げるか、コリンウッドが1990年以来20年ぶりの優勝か、又はセントキルダが1966年以来、34年ぶりの優勝か。これから1ヶ月間のファイナルシリーズの戦いが始まる。



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