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AFL 2010

日豪プレス10月号 

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ビクトリア州やメルボルンの1年を通して、政財界芸術文化スポーツなど全ての行事の中で、最も大切なイベントであるのがAFLグランドファイナル。
グランドファイナルまでの1週間は、グランドファイナルウィークとして、各種イベントが企画され大いに盛り上がる。
MCGは、10万人を超す超満員で埋まり、街中のパブは、贔屓チーム別に満員となり、ご家庭でテレビをみながらBBQをしたり思い思いにお祭りを楽しんだ。
今年は、ウェスタンブルドッグファンのジュリアギラード連邦首相、コリンウッドの熱烈なサポーターであるジョン・ブランビー州首相も、MCGに姿を見せた。
組み合わせは、コリンウッド・マグパイズ対セントキルダ・セインツの対戦とメルボルンのチームどおしの戦いであり、メルボルン中の話題を独占。
専門家の予想も、賭け率も、日豪プレス9月号でのイタさん記事でも、圧倒的にコリンウッドの優勝が予想されていた。
序盤から中盤にかけては、コリンウッドが得意の攻撃力を活かして猛攻をみせた。
前半を終わって50対26とコリンウッドがリード。大差で逃げ切るとセントキルダファン以外は思ったであろう。
しかし劣勢を予想されてはいたが、43年ぶりの優勝を悲願とするセントキルダが後半、たいへんなねばりを見せた。
グランドファイナルの最優秀選手に送られるノームスミスメダルを受賞したレニー・ヘイズ、守備と攻撃に阿修羅のごとき活躍を見せたブレンドン・ゴダードなどが大活躍してその差を7点差までじりじりと詰めた。
最終クオーターは、両軍ファンならずともテレビで観戦している人、全てが手に汗を握る展開となった。
どちらが勝ってもまったくおかしくない展開の中、ついに33年ぶり3回目の引き分けとなった。
がっくりとうなだれる両軍選手の中、10月2日(土)の再戦が発表された。
歴史的なグランドファイナルの再戦にメルボルンの人々は早くも胸を膨らませている。
今月のルール 現在のAFLのルールでは、グランドファイナルが引き分けの場合、再試合とされている。33年前はいざ知らず、忙しい現代、多くの負担を選手、観客、関係者にかける再試合に批判的な声が強い。今年の再試合は決定だが、ルールの見直しが検討される見込み。


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