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メルボルンF1グランプリ2011    2011年3月20日

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レッドブル Red Bull

マクラーレン・メルセデス

スクーデリア・フェラーリ


日豪プレス3月号原稿   

メルボルンF1グランプリ2011は、ここがお勧め!!

今年のメルボルン・グランプリは、3月24日(木)から27日(日)までの4日間、アルバートパークで行われる。
メルボルンF1グランプリの今年の見所を整理した。

2009年までは第一戦であったオーストラリアン・F1グランプリだが、2010年から3月上旬に行われるバーレーンGPが入ったために、第二戦となっている。バーレーンの政情によっては第一戦となる可能性もある。
昨年、韓国GPが加わり、また今年はインドGPが加わって年間20試合という選手にとっては過酷な年間スケジュールとなっている。大きな話題としては、今年からレースタイヤが変る。1997年からタイヤを供給していた日本のブリジストンが今年から撤退し、変ってイタリアのピレリとなった。マシンでは前走車の追い越しを容易にする可変リアウィング搭載が許可された。

2011年のF1は、2010年世界チャンピオンのセバスチャン・ベッテルと3位のマーク・ウェバーを擁するレッドブルに、マクラーレン、フェラーリ勢が挑むという構図を理解しよう。

セバスチャン・ベッテル(ドイツ)は、F1デビュー年の2007年に14位、2008年8位、2009年2位と順位を上げ、2010年に日本GPなど5勝して初の世界チャンピオンに輝いた。ベッテルは、ルイス・ハミルトン(イギリス)が作った史上最年少世界チャンピオン記録を、23歳134日に更新した。若きベッテルは、今年もF1グランプリの中心で活躍することは間違いない。

オーストラリア期待のマーク・ウェバーは、昨年は、スペインGP、モナコGP、イギリスGP、ハンガリーGPと4勝。最終戦までチャンピオンの可能性を残してオーストラリアのファンを熱狂させたが、最終戦アブダビGPでレッドブルの同僚ベッテルが逆転優勝し、涙を呑んだ。今年35歳になるマーク・ウェバーは、勝てば1980年のアラン・ジョーンズ以来31年ぶりの世界チャンピオンを目指す。

レッドブル・レーシングチームは、ベッテルとウェバーで19戦中9勝と抜群の好成績を残し、2005年に結成されてから初のコンストラクターズ・チャンピオンに輝いた。

2008年世界チャンピオン、ルイス・ハミルトンと2009世界チャンピオンのジェンソン・バトン(イギリス)の二人を擁して前評判が高かったマクラーレン・メルセデスだが、ハミルトンが3勝、バトンが2勝とレッドブルには、及ばず2位に甘んじた。今年は、可変リアウイング搭載の新車MP4-26を投入し巻き返しを図る。

かつての常勝軍団フェラーリだが昨年は3位と振るわなかった。
2005年、2006年の世界チャンピオン、フェルナンド・アロンソ(スペイン)は、2010年も5勝でベッテルと最期まで世界チャンピオンを争った。上位3チームの中で、最も成績が悪かったのは、フェリペ・マッサ(ブラジル)。一昨年の大怪我からは復帰したものの、昨年は1勝も出来ず、6位に留まっている。フェラーリの復活の鍵は、マッサの復調にある。明るい性格で多くのファンをひきつけるマッサだけに期待したい。

コントラクター(マシンメーカー)からトヨタ、ホンダが撤退し、タイヤ供給からはブリジストンが撤退。後退する日本経済を象徴するような出来事が続く中で、最期の日の丸を守るのは、ザウバーF1のファースト・ドライバーである小林可夢偉。昨年のメルボルンGPでは、筆者の目の前でクラッシュ。特種を撮影した筆者に向って大破した小林のザウバーが突進し、フェンスに激突し、飛び散った破片が筆者の頭に降りかかるという場面に遭遇した。F1マシンから降りて呆然と立ち尽くす小林に、『大丈夫か』と問いかけ、小林は『うん、うん』とうなずいたのが思い出される。昨年、序盤までは途中リタイアを繰り返したが、中盤からは10位以内を何度も記録。最期は、12位とまずまずの成績を残した。今年は、上位が十分に期待される。

もうひとりの注目は、メルセデスGPのメインドライバー、皇帝マイケル・シューマッハ。2007年に引退して昨年、復帰。昨年は、優勝は出来なかったが、年間9位につけた。まだまだ過酷なF1で通用することを証明した。今年は、ぜひ1勝を取りたいところ。

2009年、第一戦のバーレーンGPの結果にもよるが、メルボルンGPは、レッドブル、マクラーレン・メルセデス、フェラーリの3チームによる争いと予想される。
ドライバーでは、レッドブルのベッテルとウェバー対マクラーレン・メルセデスのハミルトンとバトン。これにフェラーリのアロンソとマッサの3つ巴、6人の戦いとなる。
この中では、オーストラリア出身のウェバーと復帰を誓うマッサに注目したい。いずれにせよかなりの混戦になると予想される。

会場へのアクセス。
メルボルンF1グランプリが行われるのは、メルボルン市内からトラムで15分の場所にあるアルバートパーク。会場の周辺は、広範囲に駐車禁止となっているので、トラムで行くのが正解。シティのスペンサー通りからゲート3,4,5へ出るのが最も近い行きかた。しかし会場内でのアクセスの容易さから云えば、メインゲートである1番ゲートからの入場が最もお勧め。

広い会場の中でのお勧めの観戦場所。
メルボルンGPは、各チームのピットがあるメインスタンドの直線コースからスタートする。この辺りは、プレミア入場券を持った人用のメインスタンドと企業用のコーポレートスタンドがあり、一般入場券入場者は、レースを見ることは出来ないが、各チームのウェアやグッズ、みやげ物などのお店が集中していて各種のアトラクションも楽しめる。
アルバートパークの湖の中に、臨時の浮橋がかけてあり、反対側に歩いて湖を渡ることが出来る。この辺りには、昔のF1カーや、オーストラリアで人気のV8スーパーカーなどが展示してある。お祭り広場や、生バンド演奏のパブ、カフェなどもある。
24日(木)には、この辺りで各チームF1ドライバーによるサイン会も実施される。各チーム30分間で、丸一日をかけて行われるので贔屓チームの時間を確かめておくこと。
早く列に並べばベッテル、ウェバーなどのサインが入手出来る。

第2コーナーから第3コーナーにかけて、広い芝生の丘があり、レース観戦にはお勧め。直線部分であり、F1の高速感を楽しめる。芝生にビニールを広げてのんびり楽しみたい家族連れなどにお勧め。ただし、マシン速度が早すぎてどの車が走っているのは良くわからない欠点もある。
アルバートパークの北側アルバート通り沿いの第三コーナーから第八コーナーにかけては、マシンが観客席の直ぐ真横を駆け抜けていく。スピードも比較的遅いので、F1マシンとの一体感が楽しめる。F1レース通路の外側は、非常に狭いので大混雑するので注意。

第9、第10コーナーは、一番スピンしやすい場所。昨年、小林可夢偉がスピンして大破したのがここだ。筆者などのシャッターチャンスを狙うカメラマンが待ち構えている。

第10コーナーから13コーナーにかけては、最も観客が少ないバックストレッチ。ほとんど線で高速のF1マシンが楽しめる。グッズの販売店、イベント広場などがある。

第13コーナーから第14コーナーにかけて、第10ゲートがあるが、ゲートの外側からF1カーが走っているのが見える。入場券を買わずにレースが観戦できる唯一の場所だ。F1レース会場は、外周に目隠し付きフェンスが張ってあるが、第10ゲートの直ぐ横にヘリコプター発着所があり、ヘリの風で破損した目隠しフェンスをヘリのローターに巻き込む恐れがあり、目隠しフェンスを取り付けられないのが理由。

第15コーナーは、いわゆるシケイン。最も減速する場所であり、シャッターチャンス。
F1マシンを撮りたい方は、ここが最適。

尚、F1マシンを撮影するにはコンパクトカメラではまず無理。F1マシンの速度が早すぎて、シャッター動作に合わないのと、金網フェンスにオートフォーカスが合ってしまい、必ずピンボケになる。F1マシンを撮影するには、高速連写機能が付いており、マニュアルフォーカスが出来る一眼レフカメラがどうしても必要。各チームのF1マシンは、ほとんど同じコースを通るので、ある一定の場所にピントを合わせる、いわゆる「置きピン」で撮る。できれば200mm以上の望遠レンズが欲しいところ。流し撮りにも挑戦してみよう。

メルボルン・F1グランプリは、午後5時のスタート。これは欧米のテレビ放映時間に会わせるとのFIA(国際自動車連盟)の厳しいに譲歩したもの。
夏場ではあるが、夕方の天候変化に備えてフリース又は上着の1枚は、持参したいところ。午後3時半からのF1ドライバー・パレードも見逃せない。昼頃からV8スーパーカーレース、航空ショーなどが行われるので、早めに会場に行って丸一日楽しもう。









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