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テニス

2013豪州オープン

クルム伊達公子 Kimiko Date-Krumm

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2013年1月30日(水)
クルム伊達公子
Kimiko Date-Krumm
オーストラリアン オープン 2013
Australian Open Tennis
メルボルンパーク Melbourne Park
メルボルン
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伊達公子42歳は、初戦で全豪オープン史上初めての40歳台での勝利を挙げた。続く第二戦でも勝利。大勢の日本人観客が見守る中での勝利に破顔一笑。昨年はツアーでほとんど勝てなかったがこの大一番で復活を遂げた。

撮影データ Canon EOS 1D MarkV マニュアル スポット測光 1/2000 絞りF3.2 ISO感度 200 露出補正 太陽光 JPG レンズ EF 70-200mm f/2.8L USM
2013年1月17日 板屋雅博撮影

 大会初日の1月14日第6コート第1試合で、クルム伊達公子(42歳、世界ランク100位)が登場。相手は、第12シードロシアの強豪ナディア・ペトロワ(12位)。伊達は昨年の全仏オープン以降、シングルスで10連敗して世界ランキングを150位まで落としており現役続投は危ぶまれていた。
ところが最終戦ドバイで優勝したことによりぎりぎりで豪州オープン本戦に参戦。今の伊達の実力ではペトロワに勝てるチャンスは、ほとんどないとメディアなど専門家は見ていた。ところが結果は、6-2 6-0と相手にほとんど付け入る隙を与えない勝利であった。この試合、第1ゲームからブレークするなど完全な伊達のペース。第2セットでは1ゲームも与えない完勝となった。


 試合後のメディアインタビューでは、テニスは1日置きに練習するなど十分に休みを取り、自分の体調にのみ集中して管理したことが良かったと話した。日豪プレス(筆者)からの質問に対しては、日本チーム全体のことを考えて落ち着いてプレーしたこと、メルボルンの日本人ファンの暖かい声援に後押しされたことなども勝利の原因と語った。

  セリーナ・ウィリアムス、シャラポアなど現在、多くの女子トッププレーヤーがいる彼女たちは40歳まで戦うことが出来るか?との質問に対しては、「無理だと思う。自分の場合は、途中で10年間のブランクがあった。この期間に再充電することが出来た。またテニスの楽しみ方を知ることが出来た。現役を続けているとそれは難しい。また10年を経て再度、ツアーに戻ることは非常な困難を伴う。」と語った。(試合後のメディアインタビューで実際に筆者が聞いた言葉。)

伊達の42歳での勝利は、全豪オープン史上で最も高年齢の1勝となりメディアインタビューでは多くのオージー記者が集まり、たくさんの質問が集中し、翌日の各紙の紙面を飾った。



 勢いに乗る伊達公子は、2回戦では、イスラエルのシャハール・ペア(Shahar Peer)と対戦。6-2, 7-5のストレートで勝利。伊達自身では、全豪オープンで1995年以来18年ぶりとなる3回戦進出を果たした。
3回戦では、世界ランク56位のB・ヨバノフスキ(セルビア)に敗れた。
伊達公子はダブルスでも3回戦に進出した。
2012年は長いスランプに苦しんできたが、2013年は幸先のよいスタート切った。


 

■Australian Open
会場:Melbourne&Olympic Park Trust, Batman Ave.,Melbourne VIC
日程:1月14日(月)?27日(日)
Web: australianopen.com


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