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テニス

2013豪州オープン

錦織圭  Kei Nishikori

メルボルン百景トップ

2013年1月26日(土)
錦織圭  Kei Nishikori
オーストラリアン オープン 2013
Australian Open Tennis
メルボルンパーク Melbourne Park
メルボルン
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錦織は、昨年の全豪ではベスト8入りを果たしており、今年も多いに期待されていた。
現在世界ランク第18位。今年の全豪オープンでは第16シード。ベスト8以上、できればベスト4を狙いたいところであった。
残念ながら4回戦で、ベテランのスペイン、フェレールにストレート負けで終わった。

撮影データ Canon EOS 1D MarkV 絞り優先AE 評価測光 1/640 絞りF4.5 ISO感度 100 露出補正 太陽光 JPG レンズ EF 70-200mm f/2.8L USM
2013年1月16日 板屋雅博撮影

 錦織の1回戦の相手は、ルーマニアのヴィクトル・ハネスク(Victor Hanescu)。世界ランクは、63位。大会初日、快晴の天気の中で行われた。会場は第6コート。大勢の日本人観客の中で行われてた。
膝を痛めている錦織としては出来るだけ短時間にストレート勝ちして、体力を温存したいところ。スロースターターの錦織としては如何に戦いかが鍵の試合であった。
しかし試合が始まると第一セットからタイブレークとなる大苦戦。結局タイブレークを5−7で競い負けて第一セットを落とした。
また膝の故障の悪化が危ぶまれた。
しかし第二セット以降は、6−3、6−1、6−3と格下の相手を圧倒した。

  全豪オープン直前のオーストラリア、ブリスベンで行われたブリスベン国際大会では準決勝でアンディ・マレーとの試合中に左膝の故障により棄権。全豪オープンの出場も危ぶまれた。
ブリスベン国際では、2012年1月31日に1回戦で第五シードの錦織圭は、オーストラリアのMatosevic, Marinkoと対戦。7-5、6-2のストレートで勝利。
2回戦では、元世界5位のT・ロブレド(スペイン)を6-3, 6-3でストレート勝ち。順調な仕上がりを見せた。
3回戦の準々決勝では、第4シードのアレクサンドル・ドルゴポロフ(Alexandr Dolgopolov、ウクライナ)は6-4、7-6に勝利し、準決勝に進出した。
準決勝では、大会第1シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)と対戦。
マレーとは三度目の対戦となる。
4-6、0-2で迎えた第2セット途中に膝の負傷のため棄権した。


 全豪オープン2回戦は、大会第4日1月16日に行われた。対戦相手はアルゼンチンのベテラン選手カルロス・ベルロク(Carlos Berlocq ) 。世界ランク68位の格下の相手。第一セットで1時間強とやや苦戦。
ベスト8以上の上位に進出するには、できるかぎりストレート勝ちを続けて体力の消耗を防ぐのが絶対条件である。ジョコビッチ、フェデラー、アンディマレーなどトップ4クラスは前半戦で1セットも落とさず、ゲームもほとんど落とさずに後半戦に突入する。

 三回戦では、世界ランク82位のエフゲニー・ドンスコイ(Evgeny Donskoy)と対戦。
世界ランク第18位で大会第16シードの錦織は三回戦まではシード選手とぶつからない。これがシードされることの最も大きな利点である。他の日本選手は早い段階でシード選手とぶつかり敗退していった。
錦織は、ドンスコイを7-6 (7-3), 6-2, 6-3で退けた。第一セットから両者とも順調にサービスキープを続けた。タイブレークへ突入。錦織が7−3でタイブレークを制して第一セットを奪取。このセットの勝負が試合を左右した。
第二セットでは第二ゲームで錦織がブレーク。第5ゲームの時に、錦織が膝の故障の治療を受けて、中断。第7ゲームでも中断したが、試合続行に問題はなく錦織が連続して取った。

 第三セットに入り、第二ゲームで錦織がドンスコイのサービスゲームを破り3−0とリード。ここで試合の行方がほぼ見えてきた。しかし第五ゲームでは錦織はドンスコイにブレークバックを取られる。第8ゲームで錦織がブレークチャンスを迎えた。結局そのまま錦織が逃げ切り、ストレートで勝利した。コイ(Evgeny Donskoy)

 4回戦の対戦相手は、スペインのダビド・フェレール(David Ferrer)。世界ランク5位、この大会第4シードの強豪。
 2011年の全豪オープンでは同じスペインの英雄ラファエル・ナダルを順々決勝でストレートで破ってベスト4に進出したことは記憶に新しい。
第一セットでは錦織の出だしは好調。第一ゲームでブレークポイントを掴んだが、試合巧者のフェレールにうまく取られた。
第三ゲームでもなんどもブレークポイントを掴んだが、取れない。ここが世界トップのしぶといところ。錦織のコメント。(ネットより)「攻めて早めに展開するのを心掛けていた。バックのダウンザラインとか、最初はうまくいっていたが、相手が慣れてくると、しぶとくやられて、自分が打ちすぎてミスしてしまった」

 第二セットでは徐々にフェレールに翻弄されだした。2ゲームをブレークされて落とし、劣勢が目立ってきた。
第三セットもフェレールにブレークを許す。しかし錦織もふんばりを見せて、ブレークバック。しかし錦織のがんばりもここまで。フェレールがそのまま逃げ切った。


錦織は残念ながら2年連続ベスト8はならなかったが、世界のトップと互角に戦えることを証明した。

4回戦の成績 6-2、6-1、6-4

 




■Australian Open
会場:Melbourne&Olympic Park Trust, Batman Ave.,Melbourne VIC
日程:1月14日(月)?27日(日)
Web: australianopen.com


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