2014年7月13日(日)
天国への門 Facing Heaven’ Archway
コーヘンプレイスプラザ Cohen Place Plaza
English Mission Church
リトルバーグ通り Littlg Bourke Street
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map
中華街の中央に中華門を持ったコーヘンプレイスと云う名前の小さな広場がある。中央奥には中国の偉人である孫文の像が置かれ、その奥にはメルボルン中華博物館がある。春節(中華新年)の際にはここを中心として新年のお祭りが開かれる。
撮影データ Canon EOS 5D 絞り優先AE 評価測光 絞り 4.0 1/400秒 ISO感度100 露出補正-2/3 オート JPG
レンズ EF 24-70mm f/2.8L /USM 撮影:板屋雅博 撮影2014年1月17日 8:49
ふたつの大理石の狛犬を持った中華門は、中華人民共和国から贈られたもので明王朝時代の中華門を模したものである。この中華門は中国の伝統的な材料を用い名人工芸家の手作りのものでる。中国で組み立てられた後、分解されてメルボルンに船積みされ中国人技術者の指導の元でコーヘンプレイスで再度、組み立てられた。天国への門はビクトリア州と姉妹州である江蘇省が姉妹州15周年を記念して1995年に贈ったもの。材質は木製で屋根には陶器製の瓦が葺かれている。屋根には4体のシャチ鉾が置かれている。
奥にある中華博物館の前にも一対の狛犬が置かれている。この狛犬たちは中華街の長い歴史を見守ってきた。
メルボルン中華街の歴史
Carole Wilkinson
コーヘンプレイスは、かつてリトルロンズデールにあったコーヘン兄弟商会(Cohen Brothers)が経営するコーヘン質店(Cohen's
Pawnbroker)に由来する。コーヘン兄弟商会は、ロンズデール通りで内装業も経営していた。1895年にこの路地はブロウンズプレイスと云われていた。入り口には中国人ミッション教会とミニスターアームズホテル(Minister
Arms Hotel.)が立っていた。この頃からこの場所はコーヘンプレイスプラザ(Cohen Place Plaza)と呼ばれるようになった。
右側の壁は、女王陛下の劇場 ハーマジェスティ劇場
Her Majesty's Theatre
1920年にコーヘンプレイスにはタクシー会社のスターシガー社( Star Cigar Company)とハーマジェスティ劇場の練習場があった。
1999年にビクトリア州遺産審査委員会と中国人歴史博物館は、コーヘンプレイスの敷地を発掘調査し、この地に住んでいた住人の遺物を発見している。
e-Melbourne
左側はChurch of England Mission Hall
メルボルン中華歴史博物館
コーヘンプラザの奥に立つ孫文の像。
国父 孫中山先生 Dr Sun Yat Sen The Founder of Modern China 1866-1925
コーヘンプラザの直ぐ近くに中国国民党メルボルン本部がある。孫文は、中華民国の国父と呼ばれている。孫文が活躍していた1900年代前半は、オーストラリアの首都はメルボルンであり、当時の中国清国の在オーストラリア中国総領事館(大使館)はメルボルンにあった。
中国国民党メルボルン本部
裏面から見た中華門。その奥はパラマウントコンプレックス。
パラマウントコンプレックス
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