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@コリンズ通り スプリングーラッセル通り

ビクター・ホースレイ・チャンバース Victor Horsley Chambers

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2013年11月10日(日)
ビクター・ホースレイ・チャンバース
Victor Horsley Chambers
コリンズ通り Collins Street
メルボルン Melbourne
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 コリンズ通りの東端、スプリング通りに近いブロックには州遺産に登録された建築物が並ぶ。その中のひとつがビクター・ホースレイ・チャンバースだ。現在でも現役の事務所ビルとして活躍している。

撮影データ Canon EOS 5D MarkU 絞り優先AE 評価測光 1/100 F9.0 ISO感度 1000 太陽光 露出補正 JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L USM
2011年1月2日15:05 板屋雅博撮影



ビクター・ホースレイ・チャンバース
Victor Horsley Chambers
住所:12 Collins Street
建築年:1922年
建築期:両大戦中間期 Interwar
建築様式:パラッツオ Palazzo、ジョージアンリバイバル Georgian revival
建築家:W A M Blackett of Blackett and Forster
建築用途:高級事務所
現在の用途:事務所




 ビクター・ホースレイ・チャンバースは、1922年から1926年にかけて医者、弁護士などの高級事務所としての利用を目的として建築された。施主は、ビクター・ホースレイ。Horsley and Evansという服飾メーカーを経営していた。
ジョージア調の建築様式を持つ5階建ての建物で、コンクリートとレンガを建材として使用し、ファサードの化粧は砂地としている。1階部分の正面ファサードは年代を経た感じを意図的に演出しているが、これは、コリンズ通りの東側に見えている旧財務省ビル(Treasury building)を意識している。2階の窓は、中央に三角形のペディメントを持つ飾り窓があり、左右対称にデザインされている。4階には、片持ち支持式のバルコニーがある。



 コリンズ通りの東端はパリスエンドと呼ばれ、メルボルン建設当時は、法律家、医者、政治家、裕福な商人などがメルボルンの名士が住む地区であった。母国英国ロンドンのハーレイ通り(Harley)は、多くの医院が歴史的に集まっている。ハーレイ通りだが、1860には20名の医師がいたが、1900年には80名、1914年には200名の医師が医院を開いていた。その後も拡大を続け1948年には1500名になり、現在では3000名に達している。名実ともにロンドンの病院の中心地となっている。コリンズ通りのパリスエンドも医師が集まるメルボルンの医院の中心地となった。

Melbourne Fragments


 現在の入居者。今でも医者や法律家の入居者が多い。
下から
1段目:右から整骨医、製造業、眼科、カイロプラクティック
2段目:コンタクトレンズ医、歯医者、中国式漢方薬医院、歯医者、
3段目:健康ケアクリニック、精神科医、歯医者
一番上:Podiatry:足の痛みの専門医、耳鼻科医




 スプリング通りからの1ブロックの北側にある歴史的な建築物

1.アルカストンハウス コリンズ通り 2番地
アルカストンハウス
2.アンザックハウス 4−6番地
3.ポートランドハウス 8−10番地
4.ビクターホースレイチャンバース 12ー14番地
5.The Chanonry 16−18番地
Onmydoorstep
6.メルボルンクラブ 36−50番地
メルボルンクラブ


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