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コリンズ通りA

スコッツ教会 Scot's Church

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 建築家 ジョセフ・リード

 建築期 1870-79

 メルボルンの教会

2017年11月5日(日)
スコッツ教会
Scot's Church
コリンズ通りとラッセル通りとの交差点の西側
Collins St. & Russell St.
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map

スコッツ教会は、ビクトリア最古のプレスビテリアン派の教会で、同派の大聖堂である。スコッツとはスコットランドのことで、同派と深い関係がある。

撮影データ Canon EOS 5D 絞り優先AE 評価測光 絞り9.0 1/160秒 ISO感度 100 露出補正 0 太陽光 JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L USM
2017年1月21日午後16時26分  板屋雅博 撮影


 ジャームズ・フォーブス司祭はスコットランドから新しい植民地で聖職者としてやってきたが、最初の礼拝は1838年2月3日であった。最初の教会はコリンズ通りの西の端(Olderfleet Buildingsの近く)に小さな木製の建物であった。教団は土地をNSW植民地政府に申請していた。1839年に現在の場所に2エーカーの土地が貸与され500席の教会学校が1841年1月に建設された。教会学校は日曜日には教会として使用された。
現在のスコット協会は、リード&バーンズの設計でゴシックリバイバル様式で建築された。礎石は、1873年4月1日に置かれ、建物のオープンは1874年11月29日であった。
有名な建築業のデビッド・ミッチェル(David Mitchell)が建築を請け負った。ミッチェルは有名なソプラノ歌手、ネリー・メルバの父であり、一時期は聖歌隊のリーダーでもあった。


  基礎部にはブルーストーンが使われ、ジロン、バラブールヒルスのフリーストーンが構造材として、ニュージーランド産のクリーム色のカカヌイ(Kakanui)石材が表面化粧用に使用された。
インテリアの主な特徴は、回廊の玄武岩の柱、立派な化粧木材、ステンドグラス窓、彫刻を施したオルガンなど。
Irving Hetherington司祭 (在職r: 1847-1875)とPeter Menzies司祭 (1868-1874)を記念して、教会内部の後陣(apse)には説教席(pulpit)と飾り壁( reredos)が作られた。ピーター・メンジーズ司祭は、教会のデザインや礼拝の際の音楽などに主要な役割を果たした。

 1928年に内装は一部変更が加えられた。その後、何段階にも渡って改造が続けられた。タスマニア産のブラックウッドのパネルは、当初は一部だけに使用されていたが、信者席(nave)全体を囲うように延長された。1930年代から現在の聖具室が加えられた。尖塔のトップの部分は雷によって損傷して40フィートほど低くなった。1989年から外装の石材部分が補修された。尖塔も当初の高さまで回復された。


 ステンドグラス
Ferguson & Urie; Vanderpoorten:ブラッセル
F.X. Zettler:ミュンヘン、ドイツ

プレスビテリアン(長老派教会)は、プロテスタントの一派で、スコットランドでプレスビテリアンを名乗るようになった。

 スコッツ教会 Scot's Church  Presbyterian Church
住所:140-154 Collins Street
建築年:1871年−74年
建築時代:ビクトリアン
建築様式:ネオゴシック
建築家:ジョセフリード Joseph Reed
設計会社:Reed and Barnes
建設:David Mitchell (声楽家Dame Nellie Melbaの父)
屋根の最先端までの高さ:64m
建築用途:教会、大聖堂
主な特徴:Barrabool 産の砂岩が構造材に用いられ、
化粧板は、ニュージーランドKakanui産の石材が用いられている。

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