２００８年６月２５日（水）
Forward Surge Inge King 作
展示スペース
アートセンター Art Centre
メルボルン Melbourne
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久し振りに快晴の天気に恵まれたメルボルンです。きれいに晴れたのは１０ぶりくらいです。気温は、１６℃ほどまで上がりましたが、風が強く寒く感じます。
昨年の今日２００７年６月２５日（リバイアサンビルディング）
コンサートホールとアートセンターの中間のスペースで催し物会場となります。
 グラビア用の写真撮影中のモデルさん。
メルボルンには、歴史的に服飾産業が盛んでした。１８３０年代にメルボルン、ジーロンを始めとしてグレートオーシャンロード周辺などビクトリア州各地に一斉に主にタスマニアから移民が始まりましたが、そのおもな産業は、牧羊でした。メルボルン、ジーロンには羊毛が市場が出来、英国への輸出品目の大きな割合を占めています。コリンズ通りのリアルトビルには、初期の羊毛市場がありました。
１８６０年代になるとゴールドラッシュが始まり英国から大量の高級ブランド洋服が輸入されてきます。コリンズ通りやバーク通りにはたくさんのテーラーメードの高級洋装店が並ぶようになります服飾の製造業、卸売業は、フリンダーズレーンとリッチモンドのブリッジストリートです。
１８００年代後半には、いくつものファッション雑誌がメルボルンに出来ています。
 またマイヤーデパート（１９００年創業）、バックレー＆ナン エンポリウム（１８５１年創業）（現デビットジョーンズビル）などの高級デパートもメルボルンに創建されます。このような歴史的背景が現在のメルボルンの服飾文化のバックグラウンドであることは間違いがありません。
高級ファッションは、豪州の中でもメルボルンが荷ってきました。産業界の要求により大学も優秀な学生を送りこみます。メルボルン大学やモナッシュ大学からも芸術、ファッション方面へたくさんの学生を輩出しています。
 Inge King 作 Forward Surge（１９７５年作鋼鉄製） Victorian Art Center,
William Angliss 芸術基金保有。
キングは、１９１８年にドイツ ベルリンに生まれました。１９歳にしてベルリン近代芸術学院（Berlin
Academy of Fine Art)に入学しました。しかし翌年１９３８年ドイツナチス党員によるユダヤ人の虐殺（水晶の夜）が始まり、ベルリンを脱出して、ロンドンに移ります。そこでオーストラリア人と結婚して、
１９５１年にメルボルンへやってきました。
数々の優れた作品をメルボルンに残しています。
彼女は鉄など金属を溶接、加工して作る作品を得意としています。
Coates & Wood
National Portrait Gallery
Australian Women's Art Register
 アートセンター尖塔。
The Age
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