2009年4月25日(土)
コーラム Kolam インド タミール族 砂絵
フェデレーションスクエア Fedelation Square メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map
インド人は、メルボルンでは主要な民族のひとつである。銀行や証券など金融界に強くトップの多くはインド系である。
昨年の今日 2008年4月25日(アンザックデー2008)
Canon EOS 5D MarkU絞り優先AE シャッター速度1/3200秒 絞りF2.8 評価測光
ISO感度 100 太陽光 画質圧縮率 sRAW2 -1/3
レンズ EF24-70mm f/2.8L USM
コーラムとは、南インドに伝わる伝統的な砂絵芸術である。
砂絵は、アジア各地、アメリカインディアン、アフリカなど世界各地で古くから親しまれている芸術だ。日本でも京都などのお寺の庭園で砂に文様をつける芸術がある。日本の場合には、色砂などは用いないで表面の凹凸だけで描いていくシンプルな文様である。
世界的に有名なのは、チベット密教で悟りに入る過程として瞑想を行いながら描く砂曼荼羅だ。土の上に着色した石英質の砂を少しづつ撒いていく手法だ。
完成した曼荼羅は、保存することはなく、チベット密教の法則に沿って破壇していく。
描いていく過程と同様に破壇の過程にも重要な宗教的な意味があるからだ。
破壇した砂は、清められた川に流す。
コーラム Kolam
インドでは地域別にいろんな種類の砂絵がある。その中でも有名なのは、インド南部のタミール族の女性によって描かれるコーラム(Kolam)だ。米粉、小麦粉などを使用していたが、現在では、着色した砂、石灰などを使用して吉祥文様を描く。ひとふで書きをベースとしており、同じ文様のパターンを繰り返す。コーラムは、花嫁修業のひとつであり、母親から娘へと受け継がれる。
作成したコーラムは、その上を歩いて壊すと良いことがあると云われている。
Kolam A very Beautiful Art Work Of South India
Tamil Nation
フリンダーススクエア コーラムの会の主催者のふたり。
メルボルンにも多くのタミール人が住んでいる。タミル人は、スリランカでは少数派であり、反政府運動(タミールタイガー)を組織している。メルボルンにはタミールタイガーを応援する人々、及びスリランカ政府派の人々がいる。
メルボルンの中の世界の国々
このページのトップに戻る
|