|  2013年10月24日（木）
イアン・ポッターセンター 州立美術館
The Ian Potter Centre NGV
National Gallery of Australia
Federation Square
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map
フェデレーションスクエアの北西端に州立美術館のイアンポッターセンターがある。フェデレーションスクエアの中ではあまり目立たない存在だが、入りやすい場所に位置して独特の展示などで存在感を示している。ツアーバスの発着場所にもなっている。
撮影データ Canon EOS ５DMarkⅡ 絞り優先AE 評価測光 絞りF7.1 1/320秒 ISO感度 100 露出補正 オート JPG
レンズ EF 24－70mm f/2.8L USM
2013年1月16日13:01 板屋雅博 撮影
 イアンポッターセンターは、NGVが持つ膨大な美術コレクションの中で、オーストラリアの2万点以上の美術品を専門に集めたギャラリー。２万点オーストラリア以外の世界中の美術品はセントキルダ通りの本館に所蔵される。絵画、彫像、印刷物、写真、ファッション、織物などが含まれる。オーストラリアでは最も古い歴史を誇っている。
イアンポッターセンターは、メルボルンの著名なビジネスマンであり篤志家であった故サー・イアンポッターの遺産を引き継いでいる。その中には、下記が含まれる。
Frederick McCubbin's The pioneer (1904)
Tom Roberts' Shearing the Rams (1890).
Sidney Nolan, Arthur Boyd, Albert Tucker, Arthur Streeton, John Perceval,
Margaret Preston, Bill Henson, Howard Arkley and Fred Williams.の芸術作品。
 イアンポッターセンターは、オーストラリア原住民族のウィリアム・バラック（William Barak）やエミリー・ウングワレー（Emily Kngwarreye.）などのアボリジニアート作品も所蔵する。
イアンポッターセンターは、メルボルンで最も由緒ある設計事務所の設計チーム Lab Architecture StudioのBates Smart
社の Peter Davidson Donald Batesが設計した。この設計でふたつの賞を取っている。he RAIA National Award
for Interior Architecture aとMarion Mahony Interior Architecture Awardである。
ウィリアム・バラック橋
Bates Smart 社
フリンダース通りに沿って。フェデレーションスクエアは、手前側のラッセル通りから向こう側のスワンストン通りまでの１ブロックを完全に占めている。
 メルボルン・デイツアーセンター。
メルボルンの各観光地へ向かうツアーバスの発着場所。ツアー券の購入ももちろん出来る。以前はスワンストン通りとロンズデール通りの交差点辺りにあったが、女性自転車サイクリストの死亡事故が契機となり、この地に移転してきた。メルボルンの主なツアー会社が集結している。
Sightseeing Day Tours
APT Australian Pacific Touring
Gray Line www.grayline.com.au
MBT Melbourne’s Best Tour
MoM Melbourne on the Move
毎年１０月にフィリップ島で行われるオートバイ世界選手権モトGPへもこの場所から出発する。
 イアン・ポッターセンター の入り口
メルボルンの著名なビジネスマンであり篤志家であった故サー・イアンポッター（１９０２年-１９６４年）は、メルボルンに数々の寄付をしている。１９６４年に設立されたイアンポッター財団を母体にしてイアンポッターセンター、メルボルン大学のイアンポッター美術館、ロイヤル植物園のイアンポッター子供庭園などがあるが、現在のメルボルンには具体的な遺産は少ない。イアンポッターは、１９６２年に叙爵された。イアンポッターは、４回の結婚をして３人と離婚している。イアンポッターの娘は、現英国皇太子妃カミーラの前亭主のAndrew
Parker Bowlesの弟と結婚している。
イアンポッターこども公園
 イアンポッターセンターの全容
今やメルボルンの中心的な観光地になったフェデレーションスクエアの中では存在感は小さいが重要性は大きい。今後、オーストラリアの先進的な芸術センターとして活躍が期待される。
このページのトップへ
|