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フリンダース駅トップ

東口ドーム夕景 Dome

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2009年7月14日(火)
東口ドーム夕景 Dome
フリンダース駅 Frinders Street Station
メルボルン Melbourne
この場所の地図Google Map

今朝のメルボルンの気温は、5度とこの冬、1番の冷え込みであった。これから数週間は、最も寒い時期となる。

昨年の今日 2008年7月13日(アルバートパークゴルフ場13番

Canon EOS 40D 絞り優先AE シャッター速度1/5秒  絞りF5.6 評価測光  ISO感度 1250 太陽光 画質圧縮率 RAW  レンズ EF-s17-85 f/4-5.6L IS USM

 メルボルンを代表する傑作建築であるフリンダース駅。その中でも東口ドームは、名建築として知られている。
メルボルンには、1850年から1900年に至るビクトリア時代の建築が多い。
フリンダース駅は、1901年に建設を開始して1911年に完成している。
ビクトリア女王の長男の英国エドワード7世王 (Albert Edward VII 1841-1910) の時代であり、エドワーディアンに属する。
メルボルンでは数少ないアールヌーボー様式の傑作。クイーンアン様式、クラシカル様式なども取り入れられてたミックス様式だ。

1900年年代は、メルボルンは停滞期に入るため、エドワーディアンの著名建築物はあまり多くない。

 1800年代は、オーストラリアは、ビクトリア、NSW、クインズランド、南豪州、西豪州、タスマニアの6つの植民地がそれぞれに英国とつながっていた。
1901年に6つの植民地がオーストラリア連邦として独立。
最初の首都はメルボルンだ。(2番目は、現在のキャンベラ。)
フリンダース駅は、オーストラリア連邦首都の中央駅としてふさわしい格式の高さを持ち、世界の中のオーストラリアやメルボルンのステータスを意識して設計されている。
設計当時のメルボルンの都市の性格、市民の意識の高まりや自信、未来への希望などを感じさせる20世紀の代表作とも言うべき傑作建築。

 建築年:1901年ー1911年   
設計:J.W. Fawcett & H.P.C. Ashworth
建築時代:エドワーディアン Edwardian、フェデレーション期(豪州連邦期)Fedelation Period
建築様式:エドワーディアンバロック Edwardian Baroque style  
登録:ビクトリア州遺産 Victorian Heritage Register

中央ドームと正面ファサードのアーチ構造が特徴的。
西口の時計台やエリザベス通り方面やヤラ川方面などからの眺望など見る方向、見る時間により違った印象を与える。


 1850年代のフリンダース駅は、現在よりも西側(エリザベス通り側)に位置していた。現在のドームの場所には、1860年に建設されたメルボルン市公営魚市場があったがドームの建設と共に取り壊された。

写真の右側にClockというギャンブル場があるが、この場所には、1850年頃から30年以上に渡って、メルボルン市の公営死体置き場(Morgue)があり、1890年に取り壊された。

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