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2007年7月4日(水)
1888ビルディング(師範学校)
メルボルン大学
パークビル Parkville
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天気予報では雨でしたが、雲は多かったものの多少の晴れ間も出る天気でした。昨夜は雨がだいぶ降りました。6月から7月にかけては雨がかなり降っていますので、貯水率は少しずつ回復してきています。
昨年の今日 2006年7月4日 (屋根の上のバイオリン弾き)
このビルは、メルボルン大学の中心部を通るグラッテン通り(Grattan)に面していていわばメルボルン大学の正面玄関のような役割を果たしています。
1888年に建設を開始しているので、通称は、1888ビルと呼ばれています。正式には旧ビクトリア師範学校ビル(Former
Victorian Teachers College)です。住居寮を伴った先生を育てるための学校で、全寮制教育学部とも言えます。現在は、大学院生教務センターGraduate
Centre及びOB会館となっています。
三階の部分の複雑で独創的な造形は見事です。
設計は、G.B.H Austinです。
作品
Carlton Court House
この建物は、建築期としてはエドワーディアン(Edwardian)に属します。建設スタイルは、クイーンアンスタイル(Queen
Ann Style)を採用しています。
クイーンアンスタイルは、1870年代以降に英国、アメリカ、カナダで流行した建築スタイルです。1900年から1910年頃まで継続しました。第二帝国(Second
Empire Style)の次の世代にあたります。第二帝国スタイルが絶対王政を背景にした豪華絢爛とよべる様式でした。クイーンアンスタイルは、やや控え目ですが、まだ英国の伝統とメルボルンのゴールドラッシュによる富を前面に出した個性的な表現です。
尚、英国ステュアート王朝(1371−1714)最後の国王であったアン女王(Queen Ann)は、1702−1714年に英国を統治した女王ですが、建設スタイルには関係ありません。(英国チューダー王朝参照)
1888ビルは、メルボルンに於けるクイーンアンスタイルの最もふるい作品です。世界の最も富裕な都市としての資金をふんだんにつぎ込み、豪州の首都にまさになろうとしている時代の力強い雰囲気を感じさせます。またメルボルン大学も頂点を極める時代でもありました。
この建物は、英国のクイーンアンスタイルを丁寧に導入しています。従って当時の生活スタイルには、既に合わなくなっていました。時代は、より合理的、アメリカ的なものを求めていたからです。クイーンアンの建築例はメルボルンでは多くはなく、また長くも続きませんでした。その意味でもこの建物の存在は貴重です。
パリのノートルダム寺院などのおなじみですが、欧州の伝統である怪獣(Griffin)がコーナー部分の壁や、屋根の軒下に装飾してあります。豪華な屋根の形状は、伝統的なオランダ切り妻式を採用しています。
教育学部OBクラブ(Blue Room Club )
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Bricks and Blass
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