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プリンセス橋 Prince's Bridgeの凱旋門

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2007年5月24日(木)
プリンセス橋 Prince's Bridge セントキルダ通り St Kilda street
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map
(クリックで拡大します。)

今日は、天気予報どおりに快晴の一日でした。風が少々、ありましたが、気温は14℃から20℃くらいで落ち着いた気温でした。週末に掛けては良い天候となる見込みです。

昨年の今日 2006年5月24日 

 プリンセス橋は、1886年から1888年にかけて完成しました。時の英国ビクトリア女王の長男で英国皇太子エドワード7世(Albert Edward )の名前プリンスエドワードにちなんでいます。メルボルンは、1835年に殖民が開始されましたが、最初の橋は、1845年に完成しました。それまでは渡し舟で人や物資は往来していました。最初の橋は、木製でしかも有料でした。
第二の橋は、1850年11月に時の総督ラトローブ(La Trobe)によって架けられました。当時のロンドン橋とほぼ同じ様式でした。
現在のプリンセス橋は、三番目の橋です。
橋にかかっている鋳鉄(鋳物)製のランプは1920年代に付け加えられました。
この橋は、メルボルンの有名な建築家デビッドムンロー(David Munro)によって1888年(明治21年)に建築されました。設計は、John Grainger (1855-1917)です。

 プリンセス橋のサウスゲート側のたもとには、メルボルンコンサートホールがあります。アートセンタートップ
ここからサウスゲートへと入れます。


プリンセス橋には、当時世界で二番目に大きいとされた凱旋門がかかっていました。プリンセス橋凱旋門
もっとももこの時期、世界一の金余り都市であったメルボルンは、あちこちに門を作っていました。
スワンストン通りのフリンダースレーン北側(現在は、シティスクエアのブルネッティケーキの場所)には、キングスアーチ。ラッセル通りとコリンズ通りの交差点にはクイーンズアーチ。(トラムも面白い形です。)

 橋の北東詰めのプリンセスウォークより
左側は、アートセンタータワー(Art Centre Spire)です。
プリンセス橋の南西側は、メルボルンの芸術地区です。アートセンター、コンサートホール、ビクトリア美術館、芸術大学などがありメルボルンの文化を感じさせる地域です。アートセンター公式Web

スワンストン通りとリトルバーク通りの交差点には、中華門。バーク通りのスワンストン通りとエリザベス通りの中間点(マイヤーの前)には、Duke アーチ。コリンズ通りのマーケット通りとウィリアム通りには、Butter Arch。エリザベスとスワンストンの間には、ドイツアーチ
1914年のメルボルンのアーチ群
残念なことにこの見事なアーチ群は全て取り壊されてしまいました。
ビクトリア州公文書館web

メルボルンが如何に金持ち都市であったかがわかります。

プリンセス橋は、メルボルンの数ある橋の中でも交通量が一番多く、一番重要な橋であり、一番美しい橋でもあります。現在の橋は、完成してから120年になります。初代の橋からは、160年とメルボルンの歴史と共に歩んできたメルボルンのシンボルとも言える名橋です。

プリンセス橋は、シティの中心通りであるスワンストン通りと南へ行く主要な通りであるセントキルダ通りを結んでいます。


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