２００８年３月１０日（月）祝日午前１１時半
ムーンバ パレード　Moomba　Parade
プリンセス橋　Princes Bridge
メルボルン　Melbourne
この場所の地図 Google Map

今日のメルボルンは、快晴です。
気温は、午前１１時のムーンバパレードスタート時で既に３０度を超えています。最高気温は、３９度近くまで跳ね上がりました。この夏で最も高い気温に近い天候となりました。ムーンバ参加のみなさん御苦労さまです。

昨年の今日２００７年３月１０日(エリザベス、ロンズデール交差点）


　トップ画像は、もちろんフラメンコの国、スペインです。背筋をまっすぐに伸ばして、カスタネットを持った片手を高くあげて、にっこり笑ったその姿は、ムーンバのパレードの中でもひときわ目立ちます。

二枚目は、独特の威圧感で周囲を圧倒するニュージーランダーです。
ニュージーランドは、単に文化が似ている隣の国では決してありません。ビクトリア、NSW、クイーンズランド、西豪州、南豪州、タスマニア、ニュージーランド、太平洋に浮かぶ７つの植民地が英国本国と直接つながっていたのです。成立の時から、性格を同じくする７つの植民地が豪州とNZのつながりです。ひとつの国家になっていかかもしれない兄弟国、これがニュージーランドです。

　コロンビア。
中南米からの移民もメルボルンにはたくさんいます。メルボルンの中で、独特のコミュニティーを形成するラテン系移民ですが、スペイン語、ポルトガル語とヨーロッパ語諸国であり、メルボルンの社会に溶け込んでいます。美人が多いのが特徴です。

今年のムーンバには、日本、ベトナム、華僑などのアジア各国、中南米、ヨーロッパなど多くの移民コミュニティーが参加しています。

　トルコ。強勢を誇ったオスマントルコの伝統スタイルです。
１４００年までにトルコを統一し、１７００年までには、東ヨーロッパ、東地中海の大半を支配した伝統あるイスラム国家です。

豪州に移民が始まった１８００年頃でも、トルコは、ギリシャを含むバルカン半島の大半や東地中海の大半、エジプトを含む北アフリカ、イラク全領土、アラビア半島の大部分、グルジア、アゼルバイジャンなどを所有していました。
しかしクリミア戦争や、第一次世界大戦により多くの領土を失いました。
その混乱期に、ギリシャや、東ヨーロッパの多くの難民がメルボルンに移民してきています。

バラクラーバ駅参照

　メルボルンは、移民で成り立つ都市です。幅広い移民が融和する都市。
豪州国旗には、英国ユニオンジャックが大きく描かれています。元首は、エリザベス女王であり、豪州国軍は、エリザベス女王の指揮下で戦います。しかし国は国民が作るもの。ムーンバの祭りは、みんなで楽しむお祭りです。

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