2006年9月26日(火)へ
16時20分
プリンセスブリッジ (Princes Bridge)
Melway 1B- N12
今日も朝から夕方まで雲ひとつないメルボルン晴れの良い天気でした。午後、街に出てみるともう夏を迎えたかのようにTシャツ、ショートパンツの若者が闊歩していました。でも夕方からはやはり寒くなってきてフリースが必要でした。
サウスゲートの東側正面のテラスよりから。この位置がプリンセス橋を撮る一番の場所です。
昨日までの画像
↓この下に追加画像があります。
プリンセス橋は、メルボルンを代表する美しい橋です。メルボルンのシティ(CBD)とヤラ川の南側を結ぶ主要な橋のひとつです。正面に見えるのはコンサートホール(Concert
Hall)とアートセンタータワー(Victorian Art Centre)です。左手の公園は、アレキサンダーガーデン(Areandra
Gardens)と艇庫(Boat House)があります。よく誤解されがちですが、この橋の名前は、Pincess
(王女)ではありません。Prince(王子)の橋なのです。文法的には、Prince's
Bridgeです。これはPrince of Wales (英国皇太子)の橋という意味です。プリンセス橋は、1886年から1888年にかけて完成しました。時の英国ビクトリア女王の長男で英国皇太子エドワード7世(Albert
Edward )の名前にちなんでいます。
1888年は、明治22年にあたり東海道線が全線開通する前年にあたります。両国ともに最初の国土開発が盛んな時期です。
ヤラ川河畔のカフェ バー『River Land』
メルボルンは、1835年に殖民が開始されました。最初の橋は、1845年に完成しましたが、それまでは渡し舟で人や物資は往来していました。最初の橋は、木製でしかも有料でした。
第二の橋は、1850年11月に時の総督ラトローブ(La Trobe)によって架けられました。当時のロンドン橋とほぼ同じ様式でした。
現在のプリンセス橋は、三番目の橋です。
橋にかかっている鋳鉄(鋳物)製のランプは1920年代に付け加えられました。
プリンセス橋を北から南方向を見る。
この通りはスワンストン通り(Swanston Street)です。この橋を渡ったところからは、セントキルダ通り(St Kilda Street)と名前を変えます。正面の左手は、Queen Victoria Gardenです。更にKings Domain公園、戦争記念公園と続きます。
右側のコンサートホール、アートセンターの向こう側には、メルボルン大学の学部であるビクトリア芸術学校(Vicoria College of the Art)があります。楽器をかかえた学生さんがたくさん通っていきます。芸術的な雰囲気あふれるメルボルンの一角です。
プリンセス橋のヤラ川南側たもとより
メルボルンの素晴らしいところは、こうやって都心でも自然が残されているとことです。もちろん本物の自然とは違うのでしょうが、緑がたくさんあり川に親しめてのんびりできるのです。人口350万人の大都会とはとても思えないのどかな雰囲気です。たぶん隅田川も昔はこうだったに違いありませんが。。。
自然と環境(それと歴史)を大事にすることが如何に大切かをメルボルンは教えてくれます。手前側にはメルボルン大学などのボートハウスがあります。早朝や夕方には練習している風景を良く見かけます。ボート競技は豪州の金メダル獲得数に貢献しています。都心でこれだけきれいな恵まれた環境で練習できて幸せです。
プリンセス橋の南側から北のシティ方面。
右側は、フェデレーションスクエア。その先はセントポール大聖堂カテドラルです。左側は、フリンダース駅です。スワンストン通りがメルボルンシティの大動脈であり、プリンセスブリッジが大切な役目を果たしていることがわかります。
この美しいしいヤラ川とプリンセス橋のたもとから都心まで歩いて5分ほどです。メルボルンがいかに素晴らしい魅力的な街であるかわかります。
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