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ロイヤルアーケード

ロイヤルアーケード Royal Arcade

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チャールズ・ウェブ

1860‐69

バーク通り

エリザベス

2016年7月10日(日)
ロイヤルアーケード
Royal Arcade
バーク通り Bourke Street
メルボルン Melbourne
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ロイヤルアーケードメルボルンの歴史遺産の中でも最も重要なひとつである。バーク通りの中央部に位置しておりショッピングアーケードとしては豪州最古、世界でも有数のアーケードである。

撮影データ Canon EOS 5DMarkU 絞り優先AE 価測光 絞りF7.1 1/250秒 ISO感度 100 露出補正 オート JPG レンズ EF 24−70mm f/2.8L USM
2016年1月16日15:30板屋雅博 撮影


 ロイヤルアーケードは、1869年に施主ストートン及スペンスリー(Staughton and Spensley)の二人の資金で建築された。設計コンペがあり、当時売り出し中の建築家チャールズウェブ(Charles Webb )が一等に選ばれた。商店街には各種29軒の店舗が入居した。アーケードは、リトルコリンズ通りに突き抜けており、そこには比較的大きなスペースの2−3の店舗があった。27番店舗はトルコ式スチーム風呂があった。
1902年にハインドマン及びベイツ事務所の設計エリザベス通り側へのアネックスが建築された。
バーク通り側の入口にはアーチ型屋根が付け加えられた。徐々に老朽化が進み寝ずにネズミの被害により、建築当初のキャッスルメイン産の屋上の旗たて台は白黒の四角のコンクリート製に置き換えられた。更に似たカラーの陶器製に置き換えられた。

  1892年にゴグとマゴグ(Gog and Magog)の像が中央通路の南端に設置された。この彫像は、 Mortimer Godfreyによって制作され
1666年のロンドンの大火(Great Fire)で焼失した彫像の交換品として1708年に制作されロンドンのギルドホールに掲げられていた彫像をモデルとしている。ゴグとマゴグの像は伝説的なロンドンの創設者ブルータスとトロージャンによって破壊された巨人族の末裔を表していると考えられている。巨大な時計も1892年に設置された。1890年に少なくともふたつの店舗のアーケードに面した正面ファサードが新しいベイウィンドウや拡張された入口、各店舗の入口の中間に鏡張りの柱に置き換えられた。


 残る部分も1894年に建築家ナーハム・バーネットの指導により置き換えられた。1950年代に片側支え式ベランダ屋根がリトルコリンズが入口に付け加えらえた。1980年代にバーク通り側入口ファサードなどに改修作業が行われ入口ベランダ屋根の再建や内部のガスライトが建築当初のデザインに改修された。ロイヤルアーケードの土地建物の資産は32社の株主からなるロイヤルアーケード会社が保有している。
ロイヤルアーケードはオーストラリアで最古のアーケード商店街である。世界に18ある1870年以前に成立したアーケード商店街のひとつである。ゴグとマゴグの自動装置や大型時計などはメルボルンの象徴のひとつである。


 ロイヤルアーケード 
Royal Arcade
住所:331-337 Bourke Street
148-150 Elizabeth Streetエリザベス通り口
建築家:チャールズウェブ(Charles Webb )
エリザベス通り口アネックス:Hyndman and Bates
建築年:1869年
建築用途:商業
現在の用途:商業
建築様式:ルネッサンスリバイバル
建築期:ビクトリアン
施主ストートン及スペンスリー(Staughton and Spensley)

  

Charles Webb(Wiki)
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Wikipedia

公式web

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