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ハマーホール再開発計画 Hamer Hall Redevelopment
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2013年6月23日(日) ハマーホール再開発計画 Hamer Hall Redevelopmentサウスゲート Southgateメルボルン Melbourne この場所の地図 Google Map プリンセス橋南西橋詰めで長く行われていた工事が昨年完成し、新しい観光名所が出来た。アーツセンター・ハマーホールの改修工事と合わせて、ヤラ川へのアクセスが改善されて観光客も好評である。長くこの場所で行われていた日曜市は、アーツセンターのセントキルダ通り面へと2010年から移動している。 撮影データ Canon EOS 5D MarkU 絞り優先AE 評価測光 1/500 F5.6 ISO感度 125 太陽光 露出補正 JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L USM 2013年1月16日16:08 板屋雅博撮影 プリンセス橋の南西側詰めを2010年から2年ほどかけて大がかりな改修工事がなされたが、2012年に完成した。フリンダース駅からサウスゲートへの導入線としてメルボルンの観光ルートとして重要な場所であるが、これまでは通路がはっきりせず判りにくかった。これまでの主な導線としてはハマーホールの南側を回り込む路線(現在もある。)とサウスゲートの東側の入り口に設置してあるラセン階段を経由する方法だけであり、観光客には判りにく導線であり、また一度に多くの人が通るには不便であった。またアートセンター日曜市も橋げたで行われていたが、場所も狭く暗い場所でありメルボルンの観光政策上も好ましいものではなかった。 左の画像は新設されたハマーホールのヤラ川沿いのファサードと広くなったプロムナード。カフェレストランも作られて観光客も楽しめるメルボルンの新名所となった。 プリンセス橋南西橋詰めに新設された階段。この階段が出来たことによりフリンダース駅ープリンセス橋ーサウスゲート(サウスバンク)への人の流れた良くなった。この工事は、ハマーホール再開発計画と呼ばれるが、これはアーツセンターを中心としたサウスバンク芸術地区再開発計画(Southbank Cultural Precinct Redevelopment)の第一ステージである。ハマーホール再開発計画は、ビクトリア州政府が1億3,550万ドル(100億円強)をつぎ込んで2010年から2年間で実施された。建築から30年になるハマーホールの活性化とプリンセス橋からヤラ川へのアクセスの確保が目的である。 主な工事内容 ・プリンセス橋西橋詰めからヤラ川へのアクセスの確保(階段の新設)と身障者用設備の新設 ・ヤラ川沿いに遊覧通行スペースの確保 ・ハマーホールの活性化(音響特性の改善、ホール観客席の改善、ステージシステムの近代化、発電機の設置、排水廃棄物処理の近代化)などが実施された。 Hamer Hall Redevelopment - Project Overview ハマーホールのセントキルダ通りレベルのエレベーター出入り口。身障者や老齢者にやさしい設備として新設された。カフェレストランなども新しくなった。ハマーホール再開発計画を実施したのはビクトリア州政府傘下のアーツ・ビクトリア、ビクトリア州開発プロジェクト(Major Projects Victoria)、アーツセンターと民間の建築家集団Ashton Raggatt McDougal社と建築会社ボルダーストーン社Baulderstone社で実施された。 Ashton Raggatt McDougal社 (公式web) Baulderstone社(公式web) ボルダーストーン社は、シドニーの世界遺産オペラハウスなど数々の名建築物で有名。 ホルダーストーン社の建築物(メルボルン百景) オペラハウス エティハッドスタディアム クラウン・メトロポールホテル レンドリース日本公式web このプロジェクトでは、既存のハマーホールの重要な部分を残しながら、最新技術を取り入れて大がかりな改修を工事を進めることや、今後30年間に渡ってハマーホールがメルボルンの文化施設として現役であるための施策を打つことが要求された。 施主:アーツ・ビクトリア、ビクトリア州開発プロジェクト、ビクトリア州アーツセンター 建築家:Ashton Raggatt McDougal社 建築年:2010年ー2012年 構造計算:Aurecon社 品質管理:DCWC社 劇場設計:Schuler Shook 音響設計:MDA/Jurjegaard JV 建築:ボルダーストーン社 このページのトップに戻る