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 2012年2月19日（日）
アルカストンハウス
Alcaston House
スプリング通り Spring Street
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map
スプリング通りに３つのタワーを持った興味深い建物がある。メルボルンで初めての高層アパートメントだ。ビクトリア州議事堂が近く、政治家や法律家、ビジネスマンなどがこのアパートを利用していた。
撮影データ Canon EOS 5D MarkⅡ 絞り優先AE 評価測光 絞り7.1 1/80秒 ISO感度
100 露出補正 オート PG レンズ EF 24-70mm f/2.8L /USM 撮影：板屋雅博 撮影2011年1月
 アルカストンハウス
Alcaston House
住所：２ Collins Street, ６９－８３ Spring Street
建築：１９２９－１９３０
設計： A & K Henderson
施工：T. Donald and Co
建築期：インターウォー両大戦期
建築様式：クラシカル、ルネッサンスリバイバル
階層：８階
用途：アパートメント
現在の用途：事務所、アパートメント
建材：強化コンクリート
施主：Dr. E.M. James
ビクトリア州の主要輸出品であった羊毛のと取引所として栄えた。
ナショナルトラスト
 この建物界隈は、パリスエンドと呼ばれるメルボルンの上流階級が住む地区で、法律家、医者などが住んでいた。アルカストンハウスの敷地は以前は医者のドクタージェームズの自宅があったが、その場所に当時としては巨大なビルが建築された。
強化コンクリートなど当時の最新技術を使っている。
すぐ目の前には旧財務省ビル、ビクトリア州議事堂などの歴史的な建築物が多く、その景観に配慮したデザインや配色にしている。Ｅの字を横にした形状は、英国の邸宅デザインを取り入れている。
Walking Melbourne
ナショナルトラスト
ビクトリア州遺産
 １９６０年以前の高層アパートとしては、最も早い時期に建てられており、また当時のアパートとしてメルボルンに残る唯一の建物である。
ビルの上部が３つのビルに分割されているのは、当時としては巨大なビルであり、周囲への圧迫感を和らげるためと各部屋に太陽光を多く取り入れるため優れた設計。
 A & K Hendersonの作品
旧オーストラレイジア銀行本店
Ｔ＆Ｇ ビル
 コリンズ側の入り口。
窓の上部を円形に形どり、外壁を田舎風に見せるなどの工夫を凝らしている。
 左側の旧財務省ビルとも良くマッチしている。
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