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スプリング通り

英国伝道教会 English Mission Church

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2013年10月30日(水)
英国伝道教会 
English Mission Church
スプリング通り
Spring Street
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map

スプリング通りに沿って、ロンズデール通りとリトルロンズデール通りにレンガ造りの英国伝道教会とエルムズ・ファミリーホテルがある。

撮影データ Canon EOS 5D MarkU 絞り優先AE 評価測光 1/800 F4.0 ISO感度 200 太陽光 露出補正 JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L USM
2013年1月18日10:46 板屋雅博撮影

  英国伝道教会 English Mission Church
住所:261 Spring Street
建築:1894 - 1913
建築目的:事務所 現用途:事務所
階数:3階
建築期:ビクトリアン
建築様式:ネオゴシック
建築家:Bates, Peebles & Smart 



  この建物の中央のホールは、1894年に建設されたが、現在の建物全体は1913年に3階建ての修道院教会が建てられ内部に組み込まれた。
チャペル、事務所、寝室、台所、ダイニングルーム、酒類貯蔵室がその際に作られた。後方にはドームが聖域として作られた。このホールでは初期のギリシャ正教、シリア正教の礼拝が行われたとされている。この建物は、いくつかのフリーゴシック様式を持つ連邦期(1900年頃)のゴシック様式に属する。建築材料はすべて赤レンガで建てられた水平方向へ3つのベイ(垂直ブロック)を持つ特徴的な平面的な建物である。

1階にはふたつのシンプルな入り口があり、上部はアーチ状になっている。
この場所は、1847年4月29日に最初の政府土地売り出しがあり、Henry Boorn Footが購入。同年8月20日にWilliam Matherが購入し、最初の建物は3つの部屋と台所を持つ小さなレンガ造りの一軒家であったとメルボルン市役所の1851年の記録にある。最初の入居者はJames Doyleという事務員であった。1860年代、この地所の一部は材木置き場とボトル洗い場として使われた。1875年にWilliam Bestが土地を購入し、建物を建てる許可(番号:No.6834)を1876年7月19日に取得した。
建築請負は、Rawlins and Sayersで、レンガ製のホールはダンス教室が使用した。

しかしながら、この建物は不穏当な評判が立つようになった。この地区は、リトルロンと呼ばれる売春、麻薬地域であった。1880年代には、警察により閉鎖された。その後、一時期、タバコ会社が工場として使われた。キリスト教会、Church of England Sisters of the Community of the Holy Nameがリトルロン地区の地域活動の拠点として借り入れた。
エキジビジョン通りの北側は1800年代後半から1900年代前半、スラム街と化していた。いくつもの慈善事務所がこの地区に建設された。当時はエキジビジョン通りにあった救世軍、リトルバーグ通りの英国教会、中国伝道教会、メソジスト教会など。
英国教会(Church of England)がこの場所を1904年10月9日に購入。1913年1月6日に建築許可を取得。スプリング通り261番地となった。建築請負は、G W Farnsworth。建築設計は、メルボルンで最も有名で伝統あるBates, Peebles and Smart。
この建物は、1957年までシスター修道院として使用された。






 英国伝道教会の右側には同様のレンガ造りのElms Family Hotel
このホテルは、1900年代の中ごろからあり、変わらず連続的に経営を続けているこの地区唯一のビジネスである。

Elms Family Hotel

269 Spring Street MELBOURNE

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