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2017年11月23日(木）
ホテルウィンザー Hotel Windsor
スプリング通り Spring Street
メルボルン Melbourne
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メルボルンを代表する古典的豪華ホテルである。禁酒を標榜するコーヒーパレスとなった時代もある。スプリング通りでは州議事堂と並ぶランドマークである。
撮影データ Canon EOS 5D 絞り優先AE 評価測光 絞り8.0 1/200秒 ISO感度 100 露出補正 0 太陽光 JPG レンズ
EF 24-70mm f/2.8L USM
2017年1月16日午前8時31分 板屋雅博 撮影
VHD VHD2
Walking Melbourne
 ウィンザーホテル Windsor Hotel
住所：111 Spring Street
施主：ジョージ・ニッパー（George Nipper）
建設：１８８３ー１９２３
設計：チャールズウェブ（Charles Webb）
建設：Thomas Cockram （イースタンヒル消防署を建設）
建築様式：ルネッサンス・リバイバル
ホテルウィンザーは、１８８３年に建設が開始された。施主は輸出会社ニッパー＆シー（Nipper and See）を経営するであった。
 当初は、グランドホテルの名前であった。
１８８６年にジャームズ・ムンロー（James Munro）とジェームズ・バルフォア（James Balfou）を経営者とするグランドコーヒーパレス社（Grand
Coffee Palace Company Limited）が作られてグランドホテルを買収して、禁酒ホテルとしてグランド・コーヒー・パレスに改名した。拡張され１８８８年の移民百年記念のメルボルン万博の来場者の宿泊所として使われた頃にはグランド
コーヒーパレス（Grand Coffee Palace）と呼ばれた。酒類の販売提供は、ホテルないでは無かった。また同ホテルは、メルボルンの禁酒運動の中心地となった。ムンローは１８６６年のビクトリア植民地首相となり、バルフォアも議員となった。ふたりはビクトリアの禁酒運動のリーダーであった。
１９２０年にウィンザーホテルと改名された。。
 ホテルの最初の建物は、スプリング通りとリトルコリンズ通りの角地にルネッサンス・リバイバル様式で建設された。スプリング通りのメインファサードは、シンメトリカル左右対称、５階建てで、低層階に３つのアーケードが設置されており、６階建てのタワーがふたつある。１８８７年から８８年にスプリング通りに沿って北側へ追加建築された。設計はおなじチャールズ・ウェブ既存の建物の複製を作り、中央にエントランス部分を置くことでシンメトリーは継承された。中央のふたつのタワーには急傾斜マンザード屋根を配置し、屋上にはティアラが設置され、フランス、セカンドエンパイア様式の特徴を備えた。議事堂の内部インテリアと外部エクステリアの装飾を担当したジョン・シンプソン・マッケナル（John
Simpson Mackennal）は、銅像（Peace and Plenty）と英国と豪州の紋章を持つ中央のシールドを制作した。
 １８９７年にアルコール禁止が解除され、名前もグランドホテルに戻った。１９２０年にサー・ジョン・モナッシュ（John Monash）を会長とするメルボルンホテル会社（Melbourne
Hotels Limited）が作られ、グランドホテルを買収した。隣のホワイトハートホテル（White Hart Hotel）も買収されてグランドホテルのアネックスとなった。シドニーの建築家（Robertson
and Marks）とメルボルンのHenry H Kempが建物全体の改修を行って、全体としてウィンザーホテルとなった。
１９４０年代、１９５０年代に建物の手直しが加えられた。１９６１年には旧ホワイトハートホテルが解体され、ハリーノリスの設計で新しいアネックスが建設された。
 ホテルウィンザーは、解体の危険が出たために１９７６年にビクトリア州政府によって買収された。１９９０年からは民間の所有となった。
１８８０年代に建設された１９世紀の豪華ホテルの唯一のホテルである。建設当時は、ビクトリア最大の豪華ホテルであった。
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