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バックレー & ナンデパート Buckley & Nunn Emporium

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2013年3月27日(水)
バックレー & ナンデパート
Buckley & Nunn Emporium
現デビッド・ジョーンズ
バーク通り Burke Street
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map

バックレー&ナンは、かつてあったメルボルンの有名デパート。現在は、デビッドジョーンズとなっており、かつてのライバルマイヤーデパートの隣に建物は現存している。

撮影データ Canon EOS 30D 絞り優先AE 評価測光 1/160 F5.6 ISO感度 100 太陽光 露出補正 JPG レンズ EF-S 17-8500mm f/4-5.6 USM
2007年6月24日13:25 板屋雅博撮影

バックレー & ナンデパート
Buckley & Nunn Emporium
建築年:1930年
場所:294−312Bourke Street
設計/建築:Bates, Smart & McCutcheon
建築時代:両大戦中間期 Interwar
建築様式:アールデコ Art-Deco、エドワーディアンバロック Edwardian Baroque
登録:ビクトリア州遺産 Victorian Heritage Register




 バックレー&ナンデパートは、メルボルンで1851年に創業した老舗デパートで、デビッドジョーンズ(1838年創業)、マイヤー(1900年創業)と並ぶ、豪州デパート御三家として高い評価を受けていたデパートであった。バックレー&ナンデパートは、1851年にメルボルンに衣料品店として創業した。Mars Buckley とCrumpton John Nunn のふたりが創業者。バックレーは、1851年に妻エリザベスと子供たちと共にアイルランドからメルボルンに移住。最初はゴールドラッシュで沸くバララットでビジネスをスタートして直ぐに成功を収めた。1852年に英国からの輸入品がメルボルンに到着すると英国人ナンと共にバックレー&ナンとしてビジネスを開始した。その後ナンはビジネスを辞めて英国へ帰国し、バックレーがひとりで同社を経営した。



  Buckley & Nunnのティールームは、メルボルンの待ち合わせ場所、カフェとしてメメルボルンの女性にとって、最もファッショナブルなものであった。
特に女性ファッションやそのメールオーダーが有名で、デパート前の混雑ぶりが雑誌に掲載されるほど。
この建物Buckley & Nunn Emporiumは、メルボルンの2番目のデパートとして1930年に建築された。
設計を行ったBates, Smart & McCutcheon建築事務所は、1934年にロイヤルビクトリア建築学会(Royal Victorian Institute of Arichitect's)の賞(Street Architecture Medal)を獲得している。


  バックレー&ナンデパートの最初の衣料品店は、8坪ほどで年間の賃料は250ポンド。次の数年間でかなり利益を稼ぎ、バーク通りの一等地を購入した。当時、輸入部門には20名の女性を配置し、メルボルンの商社で後にロンドンで成功するDalgety社から商品を輸入した。1860年代には商社を通さず、英国のメーカーから直接、購入し始めた。年間4万ポンドの巨大な収益を上げた。1866年には、バークレーはCommercial Bank of Australia(現westpac銀行)の設立にも加担している。
1891年にナンが自殺した後、バークレーは会社をロバートレイド(Robert Reid)に売却。バックレー&ナンデパートは、土地建物を含めてデビッドジョーンズが1982年に買収している。


バックレー&ナンデパートは、ふたつの建物から成っている。東側の建物(298-304 Bourke Street)は、男性用衣料品セクションがあり、Bates, Smart & McCutcheon社が設計した。アールデコ様式で1933年から1934年にかけて建設された。Bates, Smart社は、メルボルン初期の天才建築家ジョセフ・リードが創設したデザイン会社で、現在も存在し世界第二の歴史を誇る。

Bates, Smart社

 西側の建物(306-12 Bourke Street)は、エドワード時代バロック様式で1911年から1912年にかけて建てられた。

 現在のこのビルのテナントは、David Jones。David Jonesは、豪州のデパートとしては最も古い歴史を誇っている。最初からの名前を継続して使っている世界でも最も古いデパート。

創業者のデビッドジョーンズは、1793年に英国ウェールズに生まれた。ロンドンで商店を経営した後に、タスマニアのホバートを経由して1835年にシドニーに到着。1838年にDavid Jones & Co.として小売店をシドニーのジョージ通り(George Street) GPO中央郵便局の直ぐ隣の一等地に設立。英国や欧州の主に衣服、寝具、カーテン、カーペットなどの高級布製品を輸入して卸売りや小売をする商社であった。

David Jones 豪州伝記集


 他の店が扱っていない高級品を最高の立地で扱うというデビッドジョーンズのコンセプトが当たり、店は順調に伸びた。1856年にオーナーのデビッドジョーンズは、一度引退したが、パートナーがビジネスに失敗し会社が倒産したために、再度、現役に復帰し会社を立て直した。1868年に再度、引退して1873年に亡くなっている。
その後は、息子のエドワードジョーンズ(Edward Jones)がヨーロッパでの勉強から帰り、ヨーロッパ風のいわゆるデパートメントストアのコンセプトを持ち込んだ。

デビッドジョーンズの歴史


  1887年には、シドニー ジョージ通りの店を建て直し、シドニーでは初めての水圧式のエレベーターを導入。カタログでのメールオーダーを取り入れて、豪州各地へ郵送による販売方式を導入した。



 David Jones
 デビッドジョーンズ公式Web   Wikipedia

 Walking Melbourne  David Jones (豪州伝記集)


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