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 2015年4月2日(木）
ゴールズボローモルトビル
Goldsborough Mort Building
バーク通り Bourke Street とウィリアム通り
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map
メルボルンの中心部に残るブルーストーンの建物は豪州羊毛輸出商社であったゴールズボローモルト社の羊毛倉庫であった。
撮影データ Canon EOS 5D MarkⅡ 絞り優先AE 価測光 1/125 F7.1 ISO感度 200 オート 露出補正-1/3 JPG
レンズ EF 24-70mm f/2.8L USM
2015年1月22日10:26 板屋雅博撮影
Onmydoorstep
emelbourne
Walking Melbourne
 ゴールズボローモルトビル
Goldsborough Mort Building
住所：514-526 Bourke Street
建築：１８６２年
建築目的：倉庫
現在の用途：事務所
建築時期：ビクトリアン
建築様式：ルネッサンスリバイバル
建築家：ジョンギルJohn Gill
階数：4階建て
建材：ブルーストーン
ゴールズボローモルトビルは、シティの中心地にブルーストーンを使った大規模な羊毛貯蔵交易事務所ビルであり歴史的な意義がある。羊毛ビジネスで巨富を築き、世界で最も成功した羊毛商社と云われたゴールズボロー帝国の中心地でもある。
バーク通りの東側部分の丘の上の６つの土地区画の最後のひとつであった。そのうち３つは巨大な羊毛貯蔵倉庫であった。
 ゴールズボローモルトビルは、リチャード・ゴールズボローの最初の倉庫でありメルボルンシティの
この地区のランドマーク建築物となった。建築当初の設計ではブルーストーン製４階建てで複数の事務所と羊毛倉庫に分割されていた。建材として鋳物鉄の柱と鍛鉄製のビールが組み込んであり、材木製の床のジョイント部を補強している。倉庫に積み上げられた羊毛の重さに耐える為の設計であった。最上階は１８８２年に追加建築され、ウィリアム通り沿いの建物も同時期に延長建築されている。構造はかなり変更され、１９００年代後半に拡大されている。新しいフロア、天井、パーティション、エレベーターなおが１９３０年代から１９４０年代に追加された。バーク通り側、ウィリアム通り側のファサードは色あせたブルーストーン製であり、水平にカーブを持った入口を持っている。
Richard Goldsbrough
伝記集
 リチャード・ゴールズボローは英国イングランドのヨークシャー地方で生まれ、１４歳の時に羊毛商人の徒弟となった。２１歳の時に独立した。ある程度成功した２６歳の時、オーストラリアへの移住を決めた。メルボルンに来た１８４８年に小さな小屋をウィリアム通りとフリンダース通りの交差点に購入し、英国への輸出を目的として羊毛分級や梱包、バイヤーとしてビジネスをスタートした。
１８５０年にはバーク通りで最初の常設羊毛オークション市場を創設した。１８５３年にEdward Row 及びGeorge Kirkとパートナーを組んで、E.
Row and Companyを設立した。１８５７年にゴールズボローは大金持ちとなりバーク通りとウィリアム通りの交差点にあったブルーストーン製の重厚な倉庫を購入した。１８５７年にHugh
Parkerが加わり、R. Goldsbrough and Companyを設立した。
 John Sutcliffe Horsfall,、David Parker、Arthur Parkerは、１８６２年に加わった。１８８１年にはAABC銀行と合併してゴールズボロー会社が設立されゴールズボローが社長を務めた。１８７０年代にはAlexander
Robertson,、John Wagner、Salathiel Boothとビジネスを行っている。ゴールズボローは１８８６年に亡くなり会社は１８８８年にシドニーのモルト会社と合併し、１９６３年に更に合併してElder
Smith Goldsbrough Mort社となり１９８２年まで存続した。現在はエルダース社（Elders Limited）となっている。
ゴールズボローは一般にはほとんど顔を表さなかったが、競馬のビクトリア・レーシングクラブの執事を１８６４年の創立時から１８８６年まで務めている。ゴールズボローは豪州の羊毛輸出の大きな役割を果たした。
 ゴールズボローモルトビルは、メルボルンシティ中心部に残る最大かつ重要なブルーストーン製の倉庫建築物である。
メルボルン百景の羊関係
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ホーリーマン ハウス（ゴールズボロー倉庫）
羊 Sheep
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