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マイケルズカメラ Michaels Camera

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2014年9月21日(日)
マイケルズカメラ Michaels Camera
エリザベス通りとロンズデール通りの交差点
On the corner of Elizabeth St and Lonsdale St
メルボルン Melbourne
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マイケルズカメラ店は1916年開設のカメラ販売店でオーストラリアNo1と云ってよい名門カメラ店である。3階にはカメラ博物館を併設する。プロ用の本格的な機材も全て揃う。もちろん私のカメラや機材も全てマイケルズで購入した。


撮影データ Canon EOS 5D 絞り優先優先AE 評価測光 絞り 10.0 1/250秒 ISO感度100 露出補正 オート JPG レンズ EF 70-200mm f/2.8L /USM 撮影:板屋雅博 撮影2014年1月16日 9:53


 マイケルズ家族によってこの店は1916年にこの場所、エリザベス通りとロンズデール通りの交差点南西角地にオープンした。現在の社長ピーター・マイケル(Peter Michael)の祖父が1916年にマイケルビルを建設した。質屋と鉄砲鍛冶屋を営んでいた。1928年に店内に薬局を開設し、店の一部に写真機材を置いた。2代目のアラン・マイケルが1950年に家業に加わり薬局ビジネスを進め、後に薬学家を卒業して薬剤師となった。アランは写真が好きで、お店の中の写真材料部門を拡張した。当時、戦後の不況と外貨ひっ迫の為、カメラの輸入は厳しく制限されていた。
1966年にはマイケルズのビジネスは第一に薬局となった。



1976年には総売り上げの80%が写真機器資材で占められるようになった。マイケル家は薬局部を閉鎖して写真機器資材の販売に専念することを決めた。3フロアの全てをカメラと写真機器資材に変えた。小さな小売店をたくさん造るより、大型専門店を運営することがマイケルズの理念であった。
遠隔地で小売店をたくさん経営すると限られた人材を分割することになりマネジメントに問題が起き、在庫の量や顧客サービスがおろそかになるとマイケル家は考えていた。
マイケルズカメラ店は1か所に留まっていたが売上は他社の5店舗に等しかった。これは写真機器資材に関して幅広い商品と在庫を持ち、深い専門知識を持つ従業員の質に支えられていた。マイケルズの高い質と量は顧客サービスの源泉であった。

 1988年、1997年、2012年にマイケルズは優秀オーストラリア写真取扱店賞に選ばれた。
この賞はカメラ産業の専門家によって選考され、従業員の専門性、在庫の広範囲さ、店舗の清潔さ、商品展示の質、高いビジネス専門性の維持などが採点される。
マイケルズ本店は、隣接するエリザベス通りの南側ビルとロンズデール通りの西側ビルに拡張して、合計2200平米となり、ビジネス環境は一段と良くなった。




マイケルズ公式web
Michaels

1891年設立のメルボルンカメラクラブ
The Melbourne Camera Club

オーストラリアの写真の歴史
豪州写真1950



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