シティ案内

今日の一枚

エリザベス通り

バーク通り

 トンプキンス兄弟

建築物1920-29

ロンドン ストアズ London Stores

メルボルン百景トップ

2016年2月21日(日)
ロンドン ストアズ London Stores
エリザベス通りとバーク通り
Elizabeth St and Bourke Avenue
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map
 
バーク通りとエリザベス通りの交差点にひときわ立派なビルがある。1910年から30年のメルボルンの第二の繁栄の時代に建てられた大型百貨店である。


撮影データ Canon EOS 5D 絞り優先優先AE 評価測光 絞り 10.0 1/160秒 ISO感度100 露出補正 オート JPG レンズ EF 24-70 mm f/2.8L /USM 撮影:板屋雅博 撮影2016年1月16日 15:18


 ロンドン ストアズ London Stores
住所: 349 Bourke Street
建築年:1925年
建築家:H W and F B Tompkins
建築様式:Palazzo Style
施主:フランク・サミュエル・メヤーズは
Frank Samuel Meyers
建築期:両大戦期  Interwar 
建築用途:事務所
現在の用途:事務所
階数:10階

Walking Melbourne

Forum

 ロンドンストアズ会社(Lonon Stores ltd)は1896年にフランク・メヤーズ(Frank Meyers)によって誂え紳士服洋服店として南豪州アデレードで設立された。The Hubとして知られる支店が11900年にメルボルン、フリンダース通りのホテルヤング&ジャクソンの隣にオープンした。1904年にはロンドン紳士服店(London Tailoring Depot)がフリンダース通りの建物3つ西側に出来た。



  1904年にはメルボルンGPOの対面で現在の場所の東角に新店がオープンした。
1906年にもう一店舗「States Supply Stores」をバーク通りとエリザベス通りの交差点にオープンした。その頃、タスマニア州のロンセストン、ホバート、ビクトリア州のコーラック、キャッスルメインに次々と店舗をオープンした。1909年にバーク通りにあったロンドングループ2店舗の間のふたつの店舗、キス(Kiss)と云う名の宝石店とミルクバー(the Milk Palace)を買収しえ、ロンドンストアズ店を作った。ロンドンストアの名前は紳士服店のロンドンとStates Supply Storesのストアに由来する。


  ロンドンストアズ会社は1911年にサウスヤラのチャペル通りに店舗をオープンした。同年後半には株式会社組織になった。

1925年にロンドンストアズは、現在の建物の土地をすべて買収完了した。現在の建物は1925年に完成した。チャペル通り店舗は1943年に土地の買収を完了した。

フランク・メヤーズは1931年に他界したが、息子のバル・メヤーズ(Val Meyers)がビジネスを継続した。

  強化コンクリートと鋼鉄製のデパートは、当時のメルボルンの高さ制限いっぱいである40mの高さで建てられた。設計は当時の売れっ子建築家兄弟H W and F B Tompkins事務所であった。
建築様式は当時の大型建築であったニコラスビルやポートオーソリティビルで使われたクラシカルリバイバル様式Palazzo Styleである。1910年から30年代に多くのデパートがバーク通りに建てられた中のひとつである。対面の中央郵便局GPOビルとならんでバーク通りショッピング街への入口にあるランドマークである。

ビクトリア州遺産

  バーク通り。
右側の建物にはBeehive Clothing Companyが見える。この建物の場所にロンドンストアズが経っている。その2軒左隣にロイヤルアーケードが見える。


左奥の建物は州議会議事堂。

 エリザベス通りをフリンダース駅に向かって。
左側の建物にはBeehive Clothing Companyの文字。
右端から2軒目の建築中の建物は、メルボルン建築協会ビル(The City of Melbourne (Building Society) Building と思われる。この写真は1888年と思われる。Stephensの文字が見える建物とその右側の3階建ての2ビルは現存している。


このページのトップ

Melbourne’s lost department stores

Storey of Melbourne

1/8-10 Johnston Street, Collingwoo

inserted by FC2 system