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コメディ劇場 The Comedy

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2016年3月16日(水)
コメディ劇場
The Comedy、Comedy Theatre
エキジビション通り、ロンズデール通り
Exhibition Street and Lonsdale Street
メルボルン Melbourne
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メルボルンの幾多の名劇場の中でもコメディ劇場はNYブロードウェイの劇場をモチーフにして建設された。小形で観客との親密さを大切にし、かつ中世風の雰囲気を醸し出している。

撮影データ Cann EOS 5DMarkU 絞り優先AE 評価測光 絞りF6.3 1 /1000秒 ISO感度 200 露出補正+1/3 オート JPG レンズ EF 24−70mm f/2.8L USM 2016年1月21日17:41 板屋雅博 撮影

 コメディシアター
Comedy Theatre
住所:228 - 240 Exhibition Street,
設計: A.H. Walkley and C.N. Hollinshed
建築年:1928年
施主:J C Williamson Ltd
建築様式:スパニッシュミッション

コメディシアターは、演劇専門の劇場として建築されたビクトリアでは唯一の劇場として歴史的に重要であり、メルボルンの最高の劇場として長い間、活躍した。また豪州の演劇に関連深い建築様式を採用しており、ニューヨーク、ブロードウェイの有名な劇場地区にある1920年代に建設された劇場に似た様式である。



 コメディ劇場は、建設されてからその姿をほとんど変えていない。コメディ劇場はギャラリー席(天井桟敷)を無くして、ドレスサークル(二階正面の特等席)とアッパーサークル(三階桟敷席)をひとつの層にまとめている。比較的小さな劇場(1008席)は演劇専門の劇場として観客に親しみやすさを与える。1930年代から1960年代にかけてコメディ劇場はメルボルンで最も重要な商業劇場であった。
英国とアメリカの著名なドラマ作品の上演でで成功を収めた。


 スパニッシュ・ルネッサンス様式の正面ファサードと劇場の観客数、内装造作は1910年代後半から1920年代にNYブロードウェイで活躍した Herbert J Krappが所有する劇場群に触発されたものである。ブロードウェイの劇場はすべて比較的小さな親しみやすい劇場で織物様の煉瓦装飾と陶器製の詳細な紋様を使ってがっしりした煉瓦構造を使っている。コメディ劇場は、ブロードウェイの劇場をメルボルンに再現したものと云える。




 5階建のメインエントランスはつづら織風の煉瓦で建設され、スパニッシュミッション様式の化粧しっくいで化粧されている。正面ファサードは中央の劇場ドアとその両側にも入場ドアがある。3階にはアーチがついた鉄製レール付きのバルコニーがある。巨大なシャンデリアが中世風の雰囲気を醸し出している。



 コメディ劇場の立地は1854年に劇場王のジョージコピン(George Coppin)が英国マンチェスターで制作されたプレハブの鋼鉄製組立材を輸入し劇場を作った場所である。コピンはプレハブ劇場をオリンピック劇場と呼んだが、メルボルンっ子はアイアンポット(Iron Pot)と呼んだ。劇場の場所は、1890年代にはオーストラリアン馬術競技場(Hippodrom)が開かれた。その後、ロウズサーカス(Rowes Circus)も2年間、開催されている。コメディ劇場は1927年から28年にかけて劇場ビジネス家のJ C Williamson社が建設した。すぐそばのHer Majestys Theatreは6年後に建設された。

Wikipedia

Walking Melbourne

コメディ劇場2010年

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