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Commercial Travellers Association

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2007年7月13日(金)
Commercial Travellers Association
318-324 Flinders Street
ランデブーホテル Rendezvous Hotel
フリンダース通り Frinders Street
メルボルン Melbourne
この場所の地図Google Map

今日のメルボルンは、おおむね快晴の良い天気でした。今朝の最低気温は、3度と平年を下回る寒さでした。
明日の朝は、1度まで下がる予定です。金曜日の夜、飲み過ぎないように。。。

正面は、フリンダース駅西口時計台

昨年の今日2006年7月13日(Spell Book)

 Commercial Travellers Association ビルは、1912 - 1913に建築されました。
メルボルンのエドワーディアン(Edwardian)期のPalazzo Style(大邸宅様式)の傑作です。
建築期;Edwardian
建築:1912 - 1913
設計:Harry Tompkinsです。
様式:Palazzo Style

メルボルンのPalazzo Styleの建築
ロンドンストアー (London Stores)
ニコラスビル (Nicholas Building)
サボイホテル (Savoy Hotel)

左隣の1Fは、House of Golf ゴルフ道具ならばなんでも揃っています。
右側は、Victoria University
 
 正面のファサード
Commercial Travellers Association ビルは、エドワーディアン バロックスタイルの代表的な建築です。この様式は、メルボルンの大型コマーシャルビル、デパートなどの本社、本店など格式の高いビルに採用されています。1900年から1920年にかけて流行した建築様式です。当時としては、先進的な建築様式を取り入れています。溶接鉄筋を使用して構造を強化した点や、板状のコンクリートを隔壁に始めて使用した点などです。また鋼鉄を構造にしようしたのもメルボルンでは極めて早期に取り入れています。またフリンダース駅を通る多くの自動車から排出される有害ガスによる外壁の損傷を防ぐために特殊なレンガを使用しています。


 ロビー。かなり改装を繰り返していますが、建築当時のクラシカルな雰囲気を残しています。円柱は高価な大理石を使用しています。天井の装飾も見事な仕上がりです。1910年代は、メルボルンも不況の時代でしたが、それでもこれだけの建築物を残しています。
建築当時から内部の設備も最新式を取り入れています。掃除用の真空吸引設備、エアコン付きのエレベーター、各部屋には、電話、皿洗い機、ジャガイモの皮むき装置など1913年(大正2年)では考えられない豪華な設備が整っていました。1932年にマンチェスターユニティビルが完成するまでの約20年間は、メルボルンで最も高いビルでした。


 レセプションとロビー
建築されて100年を迎えようとしていますが、近代的な感覚で気軽に使用できるシティホテルです。
フリンダース駅、エリザベス通りにも近いので、観光やビジネスに利用価値が高いホテルです。
設計したHarry Tompkinsは、1914年からビクトリア州建築家協会の会長を2期務めるなど当時の最も高名な建築家でした。
マイヤーデパートの創設者Sydney Meyerとも親交が深く、Myerデパートの1号店を設計しています。
Harry Tompkinsの作品
ロンドンストアー London Store
リバイアサンビル Leviathan Building
センターウェイアーケード Centre Building

 昨年までは、Duxton Hotelという名前でしたが、ランデブーホテル Rendezvous Hotelにオーナーが変わりました。

公式Web

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