2012年10月24日(水)
船員教会 Mission to Seafarers
フリンダース通り Flinders Street
ドックランズ Docklands
メルボルン Melbourne
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フリンダース通りをスペンサー通りから西へ行くと、サバーブはドックランズとなる。サウスワーフへ行く船員クラブ歩道橋
Seafarers Foot Bridge のたもとに、船員教会がある。この界隈は、1930年頃まで港地区であった証である。
撮影データ Canon EOS 5D 絞り優先優先AE 評価測光 絞り 8.0 1/250秒 ISO感度100 露出補正
オート JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L /USM 撮影:板屋雅博 撮影2010年12月14日
サバーブは、ドックランズだが、分類ではフリンダース通りに置く。
船員教会 Mission to Seafarers
住所:717 FLINDERS STREET DOCKLANDS
建設年:1919年
建設期:エドワーディアン Edwardian
両大戦期 Interwar
建築様式:スペイン布教教会 Spanish Mission、アーツ&クラフト(Arts &
Crafts)
建築目的:教会用のホール
階数:2階
建築家:ウォルターバトラー Walter Butler
着色レンガとタイル貼りの屋根を持つスパニッシュ伝道団リバイバル様式の混合様式の建物である。
主な特徴
頂上に鐘を持つタワー
たくさんの煙突、ひとつは円形
船の形をした風見鶏
Walking Melbourne
その2
VHR
フリンダース通り側にある入り口は、船員への伝道協会と書かれている。
この建物は、教会であるだけでなく、船員や船に関する事柄が多く集まる船員協会の役割も持っている。」
最初の船員教会は、ポートメルボルンのサンドリッジ海岸にあった。これは1840年以降のヨーロッパからの移民船がサンドリッジ海岸に到着したことによる。
その後、1890年頃までには、大半の外洋船は、ヤラ川を遡って、シティに入ってきた。着岸港は、エリザベスワーフの辺りである。
サンドリッジ海岸
エンタープライズワーフ
船員教会は、メルボルンのシティ地区に支部教会を設立する必要が出来てた。
現在のメルボルン市警察本部の裏手にあるシデリー通り(Siddeley Street)に、メルボルン港湾局(Harbour
Trust)から土地を賃借することになった。そこで最初の船員教会の建物を1907年に建設した。
現在の場所は、1915年に割り当てられたもの。Walter Butleのデザイン。1916年から1919年にかけて、2段階に分けて建築された。1906年に設立されたLadies
Harbor Lights Guidと市政府が経費を支出した。
建築家ののウォルター・バトラーは、母国英国でアーツ&クラフト運動に非常に影響を受けた。メルボルンでは人気のデザイナーとなり、トーラックで資産家の居宅をデザインしている。
一番奥に集会用のドームが設けられている。
屋上にある帆船の風見鶏
現在、この建物は、セント・ピーター船員チャペル、牧師居館、作業小屋、ノーラ・ドームなどがある。
セントピーター船員チャペルは、祈りと瞑想の場所である。船員教会の大半の建物は、アーツ&クラフト様式であるが、チャペルと隣接する中庭は、ビクトリア州最初のスペイン伝道団様式である。むき出しの材木梁、頂上に鐘を持ったタワー、円形のタワー、修道士用の中庭などがこの様式である。
長年、中央のホールでは、Ladies Harbor Lights Guidが主催するダンスパーティが毎年開催された。若い女性がメルボルンを訪問した船員たちとダンスを踊った。現在では、小物を売るショップ、ビリヤードテーブル、ピンポン台などが置いてある。
ノーラドーム(Norla Dome)は、メルボルン市民に親しまれている。ノーラは、元々、トゥ−ラック、アービン通りのSir
SimonとLady Fraser夫妻の居館であった。夫妻は、1917年の船員教会の建設に際し、献金集会を数多く主催して、700ポンドの資金を集めた。資金は、教会のジムに使われた。
船員教会公式Web
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