スワンストン通りの南部の地図 Google Map
2006年10月17日(火)へ
カテドラルアーケード(Cathedral Arcade)
ニコラスビルディング(Nicholas Building)
スワンストン通り(Swanston Street)とフリンダースレーン(Flinders
Lane)の交差点
ずっと続いた天気も今週は、曇りの日が多く、明日は雨の予報です。
なんとかたくさん雨が降って欲しいものです。
カテドラルアーケードは、ニコラスビルの1階にあります。
カテドラルの名前は、もちろんスワンストン通りの向かい側にセントポール大聖堂(St
Paul Cathedral)があるからです。
カテドラルビルは、Harry Norrisの設計で、1926年に建築されました。
ニコラスの名前は、施主(ビルのオーナー)のAlfred Nicholasから来ています。
この時期は、第一次及び第二次大戦の中間期にあたるInter-war期と言います。建築様式は、Beaux-Artsです。シカゴスタイルともいいます。
当時のオフィスビルの流行を取り入れています。建築当時は、市当局により市内中心部の建物の高さに制限がありました。
建築当初は、8階建てであったのが、1939年に増築されて11階建てとなっています。
ニコラスビル
Swanston 21-47, Melbourne 3000
Flinders Lane側の入り口から見たガラス天井
カテドラルアーケードの最大の特徴は、ドーム状の照明付きガラス天井にあります。メルボルンに現存する唯一のものです。各お店のショーケースですが、床面のタイルと一体化しています。建築当時の様式をそのままに現在でも使用されています。
建築当時は、斬新であったレターシステムが採用されています。上層部からガラス製のシューターで1階まで投函する方式です。(現在は使用されていません。)
Route 66
1983年開店
アメリカンレトロ&ビンテージ品のお店です。
シドニー店とメルボルンにもう一軒あります。
Route 66 公式Web
Genki
洋服、小物の小売店。
Flinders Lane側に看板が出ています。
日本関係のお店かと思って入る人もいまずが、多少の日本の小物が置いてある程度です。
Swanston通り側には、警察署があります。
フリンダースレーンとスワンストンのコーナーを中心として一角には、メルボルンのファッション、モダンアート、映画などの最先端のお店や会社が多数集積しています。
この界隈をフリンダースクオーター(Flinders Quarter)と言います。
公式Web
Visit Victoria
2Fの古書店のオーナー
詩、芸術関係の本を集めています。
建築当時は、法律事務所、会計事務所、一般企業事務所、テーラー(洋服)などが大半を占めていました。しかし現在ではアートスタジオ、宝石店、洋服や小物の小売店なども多数入っています。特に有名なのは芸術家、デザイナー、ファッション業界などが集合するビルとなっています。エレベーターの前で見ていると多数の業界関係のひとびとが出入りするのがわかります。
Blindeside
左側に3台のエレベーターが設置されています。1920年(昭和初期)ではエレベーターはメルボルン(日本も)では珍しく、エレベーター婦人(Lift
Lady)による操作される形式は、メルボルンでもほとんど残っていません。
右側は、ファーストフードの店。
スワンストン通りはメルボルンのダウンタウンの中でも一番のにぎやかな通りです。
この建物も1階にはたくさんの流行のお店が入っています。しかしビル自体は、80年前の建築当時の姿をほとんどそのまま残しています。市当局のみならず、建物のオーナーや入居者の古い物を大切にして、そのままの姿を残そうとする努力も見逃せません。
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