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ロンズデール通り

最高裁判所 Supreme Court of Victoria

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2007年2月12日(月) 18時30分(今日の一枚へ戻る
最高裁判所 Supreme Court of Victoria
ウィリアム通り(William Street)とロンズデール通り(Lonsdale Street)の交差点。
Melway 1B−F4
メルボルン Melbourne

昨日は、すごい強風が吹いていました。そのせいか今朝は、素晴らしくメルボルン晴れでした。午後からも晴れていて一日中、良い天気でした。

歩行者が渡っている通りがウィリアム通りです。車が走っている通りがロンズデール通りです。このあたりは、メルボルンの西北に位置し、司法などの行政機関と豪州の資源関係の大企業がたくさん集まっています。

ビクトリア州最高裁判所
豪州は、連邦制を取っています。軍事、外交などの連邦政府で担当する案件以外は、ほとんどが州政府で完結します。裁判権も州で行う行政のひとつです。
メルボルンは、1835年に成立して以来、NSW植民地のポートフィリップ地区でした。裁判もNSW州のポートフィリップ出張所が管轄していました。1851年に初代総督ラトローブ(La Trobe)のもとで、ビクトリア植民地として独立しました。当初、判事はふたりでスタートしましたが、1850年代のゴールドラッシュにより裁判数が激増したため、1884年に現在の最高裁判所が建設されました。1917年までは最高裁に持ち込まれる案件は少なかったため、判事の数は、わずか4名でした。1945年の大戦の頃でも8名でした。戦後、経済の拡大と共に裁判数も激増し2002年時点で、判事数は、32名に増えています。

最高裁判所公式Web

ビクトリア州高等裁判所(County Court of Victoria)  
交差点の東北コーナーに立つのが、ビクトリア州高等裁判所です。
ビクトリア州の裁判所のシステムは、言うまでもなくイギリスの裁判システムを導入しています。しかしイギリスの近代システムも1846年に確立したもので、メルボルンが導入して、高等裁判所を作ったのは、1852年のことなので、当時としては世界で最も進んだ裁判システムです。過去のしがらみがない分、英国本国よりも進んだものでした。現在の建物は、2002年5月31日に完成しました。高等裁判所は、ゴールドラッシュにより増大する小規模の人事裁判の簡易簡潔迅速な裁判を目指したものです。高等裁判所は、ビクトリア州内の都市や行政体に設立されていましたが、1957年に法律を制定して、現在の高等裁判所に統一されました。

公式Web

地方裁判所(Magistrate's Court of Victoria)
このこの交差点の西北角にあります。(写真のビルは、西南角です。)
地方裁判所は、現在でもビクトリア州の各地の都市、行政にあります。
地方裁判所の役割は
警察所管の犯罪
1件10万ドルまでの民事訴訟
家庭内犯罪と家族法関係
などの案件です。

公式Web
(各都市の裁判所の連絡先もあります。)


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