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ロンズデール通り

ウェスレー教会 Wesley Church

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2013年5月12日(日)
ウェスレー教会
Wesley Church
ロンズデール通り
Lonsdale Street
メルボルン Melbourne
この地区の地図Googole Map

ロンズデール通りに沿って、エキジビジョン通りとラッセル通りの中間にウェスレー教会がある。メルボルン発足の時からメルボルンの街と共に歩んできた由緒ある教会。英国伝統の壮麗なゴシック建築の教会である。

撮影データ Canon EOS 5D MarkU 絞り優先AE 評価測光 1/800 F3.2 ISO感度 100 オート 露出補正 JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L USM
2010年12月16日13:30 板屋雅博撮影


ウェスレー教会
Wesley Church
住所:128-148 Lonsdale Street
建設:1857年ー1858年
用途:教会/大聖堂
現在の用途:同
階層:3階
建築期:ジョージアン
建築様式:ネオ−ゴシック
建築家:ジョセフリード Joseph Reed
特徴:メルボルン初期のゴシック・リバイバルの代表作品。メルボルンに数々の名建築を残しているジョセフ・リードの初期の教会建築。
ウェスレー教会は、キリスト教メソジスト派の教会

Walking Melbourne

 ウェズリー教会はたくさんの建築群から成っている。

ジョセフリードの作品
ウェズリー教会(1858)
牧師館(1859)
教会学校(1859)

AS Eaglestonの作品
Caretakers Cottage (1914)
Princess Mary Club (1926)

ハリーノリス(Harry Norris)の作品
Nicholas Hall (1938)



 キリスト教ウェズリー派の集会は、メルボルンの移民初期の頃から行われていた。メルボルンでの最初の礼拝は、1835年にメルボルンの創始者ジョンバットマンの友人でウェズリー派のHenry Reed(1806-1880 )によって行われた。ヘンリー・リードはタスマニアの有能なビジネスマンで、バットマンの結婚式にも出席し、バットマンに大きな金額を投資していた。司祭者による最初の礼拝はタスマニアの伝道師ジョンオルトン(Joseph Orton) によって行われた。オルトンは、最初は英国の植民地ジャマイカに派遣されたが、奴隷制度に反抗した経歴を持つ。タスマニアでもアボリジニの差別には反対している。1838年に小さなチャペルが建てられ、その後、コリンズ通りに600席の大きなウェズリー教会が1841年に建てられた。1842年には英国よりオルガンが輸入され現在も使用されている。
現在の教会は、Daniel Draper司祭の時に1858年に完成した。

 ジョン・ウェスレー(John Wesley)の銅像Paul Montford の1936年の作品.
ジョン・ウェスレーは、アングリカン教会の牧師でキリスト教プロテスタントのメソジスト派を興した人物。
メソジスト派は、それまでの形式的なキリストの信仰から、より活気あふれる信仰への変革を試みた。信徒が中心になって伝道を主導したことや禁酒や厳しい生活を要求することなども特徴。中下級階層などに広まった。英国ではメソジスト派とプレスビテリアン(長老派)の2大勢力となっている。アメリカではバプテスト派に続いて2番目の勢力。
1977年にオーストラリアのメソジスト教会、プレスビテリアン教会、Congregational Union 教会が合併してユニティング教会を作っている。

Wesley Uniting Church公式web

 リトル・ロンズデール側の出入り口と壁は、1869年に作れたもの。右側の建物は、牧師居館。
左側の高層建物は、マリオットホテル・アパートメント

 Onmydoorstep

 Henry Reed (豪州伝記集)

 Joseph Rennard Orton (豪州伝記集)

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 マリオットホテル・アパートメント

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