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エンポリウム・メルボルン Emporium Melbourne

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 トンプキンス兄弟

建築物1920-29

2016年11月13日(日)
エンポリウム・メルボルン 
Emporium Melbourne
旧マイヤーエンポリウム 
Myer Emporium
Lonsdale Street
メルボルン Melbourne
この地区の地図Googole Map

表面ファサードの表装だけを残して完全に建て替えたマイヤーエンポリウムだが、外観は建て替え前とほとんど変わっていない。マイヤーエンポリウムは、エンポリウム・メルボルン商業ビルとして生まれ変わった。

撮影データ Canon EOS 5D MarkU 絞り優先AE 評価測光 1/200 F10.0 ISO感度 100 オート 露出補正 JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L USM
2016年1月16日15:10 板屋雅博撮影

Wikipedia   EMelbourne VHD


 マイヤーデパートは中クラスから上流階級向けの高級デパートチェーンである。マイヤーの取り扱い製品は男女子供用服飾、靴、アクセサリー、化粧品、香水、家庭用品、電気製品、家具、寝具、玩具、本、文具、食品、お菓子類、旅行用品など。マイヤーのライバルはデビッドジョーンズデパートである。





 創業者のシドニー・マイヤーは、1911にアパレル業のWright and Neil社を買収し、GPOビルに隣接する店舗を獲得し、1914年に新建屋が完成して店舗がオープンした。ビジネスは順調に拡大して豪州全体をカバーする唯一のデパートになった。
1918年にバララットのDoveton羊毛工場を買収、1921年にはメルボルン本店に追加の新ビル(GPO側)が完成した。翌年にはロンズデール側の土地を購入し、その後1920年に完成したビルが、マイヤーエンポリウム店となった。マイヤーエンポリウム店は隣接する老舗のRobertson & Moffat社やStephens & Sonsを買収して更に拡大した。マイヤーエンポリウム社として1925年に分社化され、株式はメルボルン株式市場に上場された。




クインズベリー通りに1928年に分店が加えられ、コリンズ通りにあった中国品輸入商社 T. Webb and Sons社や家庭家具会社 W. H. Rocke and Companyを買収し、建屋はバーク通り店舗に加えられた。1934年に払い込み資本250万ポンドとなり、従業員数は5300名となった。従業員の為に医者や看護婦が常駐し、ダンデノンレンジスのビーチには保養所も設置した。
1934年にシドニー、1938年に兄弟のエルコンが他界して、甥のノーマン・マイヤーが社長となった。


 1968年にジーロンのLindsay's storesを買収してディスカウント店のターゲット社を設立した。ターゲットの名前とロゴはアメリカのTarget Corporationから購入した。1983年にNSW州のGrace Brosを買収してシドニー中央部のマーケット通り、ピット通り店としてオープンした。1984年に西豪州最大のデパートBoans Ltd社を買収し、Perth City Store店舗を再開発した。
1985年にマイヤーエンポリウム社はGJ Coles & Coy 社と合併し、豪州最大の小売業コールズ・マイヤー社を設立された。





 マイヤーエンポリウム
Myer Emporium
住所:275-321 Lonsdale Street
建築:1925年
建築用途:商業(店舗デパート)
現在の用途:商業(店舗デパート)
階数:10階
建築期:両大戦期 インターウォー
the Interwar period
建築様式:シカゴ派 Chicagoesque style
建築家: H.W & F.B Tompkins


右側の店舗テナントはユニクロ、ブランドアドバイザーとして錦織圭の名前が書いてある。

Walkimg Melbourne

 2014年4月にロンズデール店は、マイヤーの名前は削られて、エンポリウム・メルボルンとして開店した。豪州及びシンガポールのデベロッパーは7年の歳月と1.2億ドルの投資をして、合計225小売店、飲食店を持つメルボルン屈指の商業ビルを開店した。最大の店舗は、2フロアを使う日本のユニクロやメルボルン生まれのデザイナーJacqueline Huntが主宰する豪州ファッション店も入居する。
スウェーデンの大型小売店H&M社が隣接するGPOビルに開店している。
建物の最大のシェアを持つオーナーは、CFS Retail Property Trustである。

ABC News

豪州建築物

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