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 2012年1月19日（木）
スタルブリッジ チャンバース
Stalbridge Chanmbers
バンクプレイス Bank Place
リトルコリンズ通り Little Collins
メルボルン
この場所の地図 Google Map
リトルコリンズ通りを西へ向かい、クイーンズ通りとウィリアム通りの中間にこの素晴らしい建物はある。周りには洒落たカフェやバーが並ぶ、ビジネスマンの憩いの一角だ。
撮影データ Canon EOS 5D MarkⅡ 絞り優先AE 評価測光 絞り8.0 1/80秒 ISO感度
100 露出補正 -1/3 オート JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L /USM 撮影：板屋雅博
撮影2011年1月
 スタルブリッジ チャンバース
Stalbridge Chanmbers
住所：４３５－４４３ Little Collins
建築：１８９０－１８９１
設計：Edward Twentyman & David. C. Askew
建築期：ビクトリアン
建築様式：マニエリスト Ma
階層：８階
用途：事務所
現在の用途：事務所
施主＆建築主：R C Brown
Walking Melbourne
正面のお店は、女性洋服店
Erika
437 Little Collins St
 スタルブリッジ チャンバースの最も重要な点は、ビクトリア時代（１９００年以前）のメルボルンでたったふたつだけ現存する摩天楼（Skysraper)のひとつであること。当時のメルボルンでは３階建て以上が高層建築であり、５階以上の建物はほとんどない。
スタルブリッジ チャンバースは、もちろんメルボルンで一番高い建物のひとつであり、この界隈のランドマークであった。もちろん見晴らしも最高であり、メルボルンの一流企業や資産家が集まっていた。
左手のビルは、ＡＮＺ銀行本社ビル。
メルボルンの高層建築中の第１７位。
 １８９０年前後は、メルボルンの空前の建築ラッシュの時代であり、コリンズ通りを中心にして５－６階建の高層建築が競って建築された。
マーベラス・メルボルンと云われた時代の代表的な建築物と云える。
設計したEdward Twentyman & David. C. Askewは、ブロックアーケードを設計したことでもメルボルンでは名高い。スタルブリッジ チャンバースおよびブロックアーケードは、共にマニエリスム様式の建築。
なお、David. C. Askewの姉は、Edward Twentymanの妻であり、義理の兄弟。
Edward Twentyman
 正面は、バンクプレイス Bank Place。
メルボルン最古のバー、ミトル・タバーン、サベージクラブ、チャーターハウスなどの名建築がある。ミトル・タバーンを中心にしていくつかの酒場、レストランがあり、ランチタイムには活況を呈している。
バンクプレイス
左側は、イタリア軽食レストラン
Lucia's Cafe Ristotante
 R C Brownは、施主であり、また建築主であった。ブラウンは、建築業協会の会長を務めていた。ブラウンの建築会社が請け負っていた。この場所には、Waterlooホテルが建っていた。
スタルブリッジ チャンバースは、ホテル、店舗、弁護士などの高級専門職事務所、一般事務所などの複合ビジネスビルとして建築された。独特のスタッコ式の壁面を持った高層建築物の代表例。一階には、バーコーナーや店舗が入っており、上層階には、事務所があった。主にレンガた多用されており、床材にはハードート（Harcourt)
 リトルコリンズ通り、
スタルブリッジ チャンバースの一階には、ワイン＆バー『シラキュースSyracuse』。
銀行街のアップタウンではNo1のバーと評判のお店。ワインの所蔵品は見事。
SYRACUSE
23 Bank Pl
Phone: (03) 9670 1777
左側は、コリンズ１２０ ビル
Collins 120 Building
Bank PL
 マニエリスト Manneristは、ルネッサンス期（１４－１５世紀）とバロック期（１７世紀）の中間期（１６世紀前後）に栄えた芸術。
メルボルンにいくつかある作品は、したがってマニエリスト・リバイバルということになる。古代ギリシャのドーリア式、コリント式の円柱を中央に使用したルネッサンス期ローマの装飾を取り入れている。
ルネサンス期の模倣で停滞した時代を誤って考えられたことがあり、マンネリ（マンネリズム）の語源となった。
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