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エミリーマクファーソン大学

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2012年11月8日(木)
エミリーマクファーソン大学
Emily Mcpherson College
現在 RMIT13号館 
ラッセル通り Russel Street
メルボルン Melbourne
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メルボルン監獄博物館の隣に位置する白亜の校舎は、ネオギリシャスタイルの大きなコリント式柱を中央に持つ優雅なスタイル。両翼は、近代的なボーアーツスタイルを採用している。

撮影データ Canon EOS 5D シャッター速度優先AE 評価測光 絞り 20.0 1/100秒 ISO感度100 露出補正 -1 太陽光 JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L /USM 撮影:板屋雅博 撮影2011年2月07日 


   エミリーマクファーソン国内経済学大学
Emily Mcpherson College of Domestic Economy
住所:379-405 RUSSELL STREET
建築年:1927年
建築家:Edwin Evan Smith
建築様式:ネオギリシャ様式、ボーアーツ
エセル・オズボーン棟(Ethel Osborne)は、1950年の建築:建築家は、Percy Everett

エヴァン・スミスの作品
メルボルン高校 (メルボルン百景)

RMIT13号館

ビクトリア州遺産

 エミリーマクファーソン大学は、メルボルンのビジネスマンで篤志家のサー・ウィリアム・マクファーソンが1920年代に25000ポンドを豪州科学に貢献するための大学の創設資金として提供して開設された。エミリーは、奥さんの名前。
エミリーマクファーソン大学は、1927年4月27日に開校。開校式には、英国王子ヨーク公アルバート王子妃のエリザベス・ボーズ=ライアン妃が臨席された。
エリザベス妃は、アルバート王子と共にメルボルンを公式訪問されていた。
The Age紙によると、開校式には、エリザベス妃を見ようと5000名の観衆が遠くは、バララットやベンディゴなどからも集まった。
開校式では、エリザベス妃が金の鍵で開校を祝い、レディ・マクファーソンの胸像と銘盤のベールを取った。
エリザベス妃は、エセル・オズボーン教授が招いたもので、名誉学位が送られた。

  ヨーク公アルバート王子は、メルボルン訪問した1927年には、32歳。エリザベス妃は、27歳。結婚後4年目であった。
アルバート王子は、幼少のころから重度の吃音症に悩まされていた。公式の場で十分な演説が出来ないなどで悩む王子にエリザベス妃は、1925年に豪州アデレード出身の言語療法士ライオネル・ローグ(Lionel Logue)を紹介した。ローグの治療は効果を表し、メルボルン訪問後にキャンベラで行われたオーストラリア連邦議会でのアルバート王子の開会の辞はほぼ完ぺきなものであったとメルボルンのThe Age紙は述べている。アルバート王子は、1936年に即位してジョージ6世王となっている。
おおらかで優雅な性格のエリザベス妃は、英国民や豪州国民に愛された。現エリザベス二世女王の母。

英国王のスピーチ

  エミリーマクファーソン大学は、1979年にRMIT大学と合併。現在は、RMITのシティキャンパス13号館としてビジネス大学院となった。

エリザベス妃の名誉学位授与でのコメント。
It will always be a delightful memento but one of which I am afraid I am not worthy.

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