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旧警察本部ビル Police Headquarter Buildings

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2016年5月22日(日)
旧警察本部ビル
Former Police Headquarter Buildings
ラッセル通り Russel Street
メルボルン Melbourne
この場所の地図Google Map 

警察本部ビルはラッセル通りのメルボルン監獄の直ぐ前に位置する。この地区はメルボルンの初めより裁判所警察が集結する司法地区であった。第二次大戦の直前に建てられた高層建築である。

撮影データ Canon EOS 5D MarkU 絞り優先AE 評価測光 絞り4.5 シャッター速度 1/1600秒 ISO感度 200 露出補正 オート JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L /USM 撮影:板屋雅博 撮影2016年1月21日18:01

旧警察本部ビル
Former Police Headquarter
住所:336-376 Russell Street
建設:1940−1943年
建築期:Forties
建築様式:アールデコ(Art Deco)
設計:パーシー・エベレット Percy Everett

アメリカのNYやロサンゼルスで流行していた表面に煉瓦で表装したアールデコ高層建築様式の初期の形式であり、1930年代の典型的な建築デザインである。中央にラジオ放送用のタワーが特徴的である。一階に玄関広間を設ける初期のモダーン様式である。警察本部ビルは建設当時は
メルボルンで最も高いビルであり、市内のどこからでも見ることができた。ビクトリアの人々にとって法と秩序の象徴であり、戦前の不穏な状況の中、人々に安心感を与えた。ビクトリアの人々はメルボルンのエンパイアステートビルと呼んだ。

 旧警察本部ビルは、1940年から43年にかけて数段階に分けて州政府公共建築局建築家パーシー・エベレットが設計し、建設された。建物は強化コンクリートで建設され、マウントディフィカルト(Mt Difficult)産砂岩の基礎に煉瓦で壁を表装している。主にクリーム色の煉瓦とマンガンが使用されているが、窓の下の部分のスパンドレルパネルに褐色煉瓦が使用されている。各窓には金属製のフレームが設置されており、建物全体に垂直方向にアクセントを与えている。正面ファサードは左右対称のシンメトリーになっている。


  旧警察本部ビルは、ビクトリア州警察の本部として1900年代後半は知られており、通称「ラッセル通り(Russell Street)と呼ばれた。」ニューヨークの超高層ビルに良く似た強い印象を与えるビルでビクトリア警察の象徴であった。1940年代にラッセル通りとラトローブ通りに面した側の低層の建物も追加建築され、講堂、大宴会場があった。マッケンジー通り側には1889年建築の建物も現存している。1970年には褐色煉瓦の大きな建物も背後に追加建設された。




 中央の建物は、人気テレビ番組の警察ドラマシリーズにも使用された。旧警察本部ビルは、旧メルボルン監獄や、裁判所、警察署などが並ぶ司法地区の中央部に位置している。現在は司法地区は移動してRMIT大学となっている。この建物では1986年にラッセル通り爆弾事件(Russell Street Bombing)の場所となった。1995年にビクトリア警察はヤラ川河畔に移動して、長く空室となっていた。一部は取り壊されて27階建てのアパートメントになり、警察本部ビルはConcept Blueという名前のアパートメントになっている。



  旧警察本部ビルは、隣に4階建ての直方体のビルを併設している。最初は3階建ての設計であったが、1959年に4階が追加建築された。13階建の中央ビルは上部に金属製のラジオ塔がたっている。1階の中央エントランスは垂直の安定板(フィン)が設置してある。1970年に後背部の建物が建設されたが、登録はされていない。


 
 Wikipedia

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