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2013年11月17日(日） ヴィアダクト高架線 Viaduct フリンダース駅ースペンサー駅結合新線 スペンサー通り Spencer Streetと フリンダース通り Flinders Streetの交差点 メルボルン Melbourne この場所の地図 Google Map メルボルンの２大鉄道駅であるフリンダース駅とスペンサー駅を結ぶヴィアダクトは数々の困難により建設がかなり遅れた。メルボルンの発展に重要な鍵となったヴィアダクト高架線の歴史を調べた。 撮影データ Canon EOS 5D MarkⅡ 絞り優先AE 評価測光 1/1600 F2.8 ISO感度 200 太陽光 露出補正 JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L USM 2013年1月16日15:21 板屋雅博撮影 １８３５年にメルボルンは移民が始まったが、１８５１年のゴールドラッシュにより本格的な都市化が始まった。１８５３年には鉄道建設が始まり、南部北部、西部へとメルボルンが広がっていった。 オーストラリア最初の鉄道は、フロンダース駅とポートメルボルン（ステーションターミナル駅）を結ぶものであった。現在のフェデレーションスクエアにプリンセス橋ターミナル駅があり、ここが南部、東部、北東部への出発駅であったが、その後、フリンダース駅に吸収された。西部や西北部へ向かうのは、スペンサー駅がターミナル駅であった。スペンサー駅は、メルボルンの東のはずれにあり、都心部やフリンダース駅に出るには、トラムに乗り換えて行くしかなく、たいへん不便であった。１８６１年には西部地区の代表団がビクトリア鉄道局を訪問し、フリンダース駅とスペンサー駅をつなぐ新路線の開通を陳情した。 問題点は、スペンサー通りやクイン通りからサウスメルボルン訪問へはケーブルトラムが走っており、路面を走らせるためにはケーブルトラム路線を停止する必要があった。１８７９年にメルボルン鉄道駅接合法が出来れ、路面での新線の建設が承認された。新線は、約６００ｍで鉄道ではなくトラム線であり、列車速度や騒音、動力なども制限されたものであった。また更に使用も夜に限られ、クインブリッジ通りで既存のトラム線と路面で交差するものであった。両駅を結ぶ初めての路線であったが、非常に不便なものであった。１８８４年に鉄道路線建設法が可決されたたが、その後、不満が噴出したため、タコ法（オクトパス法）と呼ばれた。ヴィアダクト陸橋高架線の建設だけでなく、メルボルン郊外路線をメインに６４の路線建設が含まれた。 ヴィアダクト高架線は、１８９１年１１月に単線で単線で開通した。翌月１２月には複線が開通したが、いろいろな理由により実際の運用は１８９２年まで単線で運用された。ヴィアダクト高架線は、Frederick Eslingが設計し、建設監督も行った。Frederick Eslingは、ヴィアダクト高架線に関する技術論文も書いている。高架線が出来たため、路面のトラム路線は廃止されたが、一部、メルボルン魚卸売市場（メルボルン・フィッシュマーケット）への引き込み線として利用された。魚市場は、現在のノースバンクプレイスや水族館の場所にあったが、その後、ビクトリア市場に吸収された。西部かた西北部の路線は、スペンサー駅を終点としていた為に、フリンダース駅まではヴィアダクト高架線に乗り換える必要があった。しかし１８９４年にスペンサー駅に追加のプラットフォームを作り、ウィリアムズタウン線とエッセンドン線はヴィアダクト線経由でフリンダース駅まで直接、乗り入れた。 ノースバンクプレイス 正面は、メルボルン国際会議場 スペンサー駅とフリンダース駅間の旅客が増加したため、新しい高架線が建設され、１９１５年に複々線化された。古い高架線は、一旦使用停止され強度強化を施され、１９１７年に再使用となった。その後、１９７０年代に現在のシティループ計画がスタートし、そのため、新たな高架橋が建設された。プレキャストコンクリート箱型ガーダー工法が使用された。スペンサー橋からクインブリッジ橋のあたりは、ターニングベイスンと呼ばれ、かなりの大型船が回頭させることが出来たが、大型船はドックランズ港へ移動されたため、ヤラ川がある程度、埋め立てられ、新高架線のスペースが造られてた。１９７５年に建設が始まり１９７８年に完成した。 右側はビクトリアン鉄道本社ビル Victorian Railway Administration Building and Headquater ヴィアダクトの高架下は様々な用途に使用された。１９５８年にキング通り橋が建設された。土地はメルボルン市に返却され駐車場として使用された。キング通りの上にフリンダース通りの高架橋が造られていたが２００５年に撤去された。１９９７年にノースバンク地区が再開発され夜にはヴィアダクトは青色ネオンが点灯された。 バットマン公園に接する場所は、レベッカウォークと名付けられた。これはメルボルンの創設者のひとりジョン・バットマンがメルボルン乗ってきたスクーナー船、レベッカ号に由来する。 左の建物はノースバンクプレイス
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2013年11月17日(日）
１８３５年にメルボルンは移民が始まったが、１８５１年のゴールドラッシュにより本格的な都市化が始まった。１８５３年には鉄道建設が始まり、南部北部、西部へとメルボルンが広がっていった。
問題点は、スペンサー通りやクイン通りからサウスメルボルン訪問へはケーブルトラムが走っており、路面を走らせるためにはケーブルトラム路線を停止する必要があった。１８７９年にメルボルン鉄道駅接合法が出来れ、路面での新線の建設が承認された。新線は、約６００ｍで鉄道ではなくトラム線であり、列車速度や騒音、動力なども制限されたものであった。また更に使用も夜に限られ、クインブリッジ通りで既存のトラム線と路面で交差するものであった。両駅を結ぶ初めての路線であったが、非常に不便なものであった。１８８４年に鉄道路線建設法が可決されたたが、その後、不満が噴出したため、タコ法（オクトパス法）と呼ばれた。ヴィアダクト陸橋高架線の建設だけでなく、メルボルン郊外路線をメインに６４の路線建設が含まれた。
ヴィアダクト高架線は、１８９１年１１月に単線で単線で開通した。翌月１２月には複線が開通したが、いろいろな理由により実際の運用は１８９２年まで単線で運用された。ヴィアダクト高架線は、Frederick
Eslingが設計し、建設監督も行った。Frederick Eslingは、ヴィアダクト高架線に関する技術論文も書いている。高架線が出来たため、路面のトラム路線は廃止されたが、一部、メルボルン魚卸売市場（メルボルン・フィッシュマーケット）への引き込み線として利用された。魚市場は、現在のノースバンクプレイスや水族館の場所にあったが、その後、ビクトリア市場に吸収された。西部かた西北部の路線は、スペンサー駅を終点としていた為に、フリンダース駅まではヴィアダクト高架線に乗り換える必要があった。しかし１８９４年にスペンサー駅に追加のプラットフォームを作り、ウィリアムズタウン線とエッセンドン線はヴィアダクト線経由でフリンダース駅まで直接、乗り入れた。
スペンサー駅とフリンダース駅間の旅客が増加したため、新しい高架線が建設され、１９１５年に複々線化された。古い高架線は、一旦使用停止され強度強化を施され、１９１７年に再使用となった。その後、１９７０年代に現在のシティループ計画がスタートし、そのため、新たな高架橋が建設された。プレキャストコンクリート箱型ガーダー工法が使用された。スペンサー橋からクインブリッジ橋のあたりは、ターニングベイスンと呼ばれ、かなりの大型船が回頭させることが出来たが、大型船はドックランズ港へ移動されたため、ヤラ川がある程度、埋め立てられ、新高架線のスペースが造られてた。１９７５年に建設が始まり１９７８年に完成した。
ヴィアダクトの高架下は様々な用途に使用された。１９５８年にキング通り橋が建設された。土地はメルボルン市に返却され駐車場として使用された。キング通りの上にフリンダース通りの高架橋が造られていたが２００５年に撤去された。１９９７年にノースバンク地区が再開発され夜にはヴィアダクトは青色ネオンが点灯された。