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スワンストン通り北部

ブルックス・ビルディングス Brooks Buildings

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2012年7月1日(火)
ブルックス・ビルディングス
Brooks Buildings
スワンストン通り
Swanston Street
メルボルン Melbourne
この場所のGoogle地図 (航空写真)

スワンストン通りのQVショッピングセンターから州立図書館の西側に古い建物が並んでいる。1850年代に建てられてた建築群であり、州遺産に指定されているため、今後も巨大建築が立つことはない。

撮影データ Canon EOS 5DMarkU 絞り優先AE 評価測光 絞りF7.1 1/200秒 ISO感度 100 露出補正 オート JPG レンズ EF 24−70mm f/2.8L USM
2010年6月14日14時 板屋雅博 撮影

左のアールデコの建物は、バーネット・グラスの倉庫、後ろは、メルボルンセントラル

写真中央の建物のひさしの部分にブルックスビルディングスと刻印がある。
スワンストン通りに沿って、ロンズデール通りからリトルロンズデール通りまでの西側に、写真のふたつの建物を含んで8つの建物が並んでいる。このふたつの建物は、3階建てだが、その他6軒は、2階建て。6軒は、黒、白、ベージュと塗装色は違っているが一連の建物であることが判る。この8軒の建物をブルックス・ビルディングスと云う。

3階建ての2軒の建物の左側は、1905年建築のバーネット・グラスの倉庫(現レガシーハウス)。

バーネット・グラスの倉庫

ブルックス・ビルディングスは、1850年代にMr. W. Hawkinsによって一連として8軒の賃貸住居として建築された。いろんな人々が入居していた。

Swanston No. 313-315
Dr Menzies 外科医 1853年に入居。

Swanston No. 311
Mr S Langfiels 建具職人 1857年に入居

Swanston No. 305-307
ロイド ダンス教室であったが、 1860年代にフリーメーソンの事務所になっている。

ブルックス・ビルディングスの直ぐ後ろには、メルボルンセントラルの高層ビルと、ショットタワーを内蔵した三角屋根が見える。

 ブルックス・ビルディングスは、長い歴史の中で、様々な用途に用いられ、内装や外観も多様に変化してきている。特に一階は、店舗に用いられた為に、かなりの手直しが加えられている。しかし2階の窓などは、建設当時をほぼそのまま残している。

1920年代に、ブルックス家庭用家具が入居したために、ブルックス・ビルディングスと名付けられた。

ナショナルトラスト 

305 Swanston StreetMELBOURNE3000VIC


写真の右側は、リトルロンズデール通り。
リトルロンズデールを渡ると、チャールズウェブのデザインしたChurch of Christ教会(1863年建築)がある。

Church of Christ

後ろは、黒川紀章設計のメルボルンセントラルタワー

メルボルンセントラルタワー

ブルックス・ビルディングスの向こう側に見えるアパートもかなり古い建物。
一番下の写真にもこの建物が見える。
1950年代の建物と思われるが。当時としてはかなりモダンな概観。
ブルックス・ビルディングスの裏側には、ドレウェリーレーン(Drewery Lane)がある。


ドレウェリーレーン(Drewery Lane) 
古いアパートの一階には、パブやバーなどがいくつか入居している。

スワンストン通りとリトルロンズデール通りの角のSwanston 323番地には、現在は、中華料理店Ayiguli.。

リトルロンズデール通り側のブルックス・ビルディングスの壁には、ステンシルアートが描かれている。





 ナショナルトラストにあるブルックス・ビルディングスの写真。 現在の建物と概観は、同じ。
左端には、3階建ての2棟も見える。




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