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スワンストン中央部分

バックストンズ ビルディング Buston's Builing

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2012年1月7日(土) 
バックストンズ ビルディング(旧)
Buston's Builing
タルマ ビルディング(現)
Talma building
スワンストン通り Swanston Street
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map
 
スワンストン通りを北へ歩いて行くと、左側にこの建物がある。鋳物のアーケードが印象的。マーベラスメルボルンを代表する美術ギャラリーであった。

撮影データ Canon EOS 5D MarkU シャッター速度優先AE 評価測光 絞り3.2 1/80秒 ISO感度 400 露出補正-1/3 オート JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L /USM 撮影:板屋雅博 撮影2011年1月


バックストンズ ビルディング(旧)
Buston's Builing
タルマ ビルディング(現)
Talma building
住所:119-121 Swanston Street
建築:1885年
設計:W S Law
建築期:ビクトリアン
建築様式:フランス第二帝国様式
フレンチ・セカンド・エンパイヤ
階層:5階
用途:ギャラリー&美術用品ショップ
施主: Buxton
現在の用途:ショップと事務所

メルボルンの建築物 1880−1889

バックストンズ ビルディングは、マーベラス・メルボルンと呼ばれた世界でも最も栄えた都市であったメルボルンを象徴する建物のひとつ。1851年に始まったゴールドラッシュは、1860年代に頂点としている。その後、1880年代には、第八回万国博覧会(The Great Exhibition)が南半球では初めてメルボルンで開かれ、ヨーロッパからたくさんの芸術家、画家がメルボルンを訪れた。メルボルンは、シドニーより50年ほど遅れて成立したが、文化芸術などの面ではメルボルンがシドニーを圧倒していた。

1880年の第八回万国博覧



 バックストンズ ビルディングは、美術品のギャラリー、美術用品のショップであった。1階には絵画用品や文房具のショップがあり、ヨーロッパからの最高級輸入画材などを販売していた。
美術ギャラリーでは、特にハイデルベルグ派と呼ばれるメルボルンの画家の作品を中心に展示していた。
ハイデルベルク派は、1870年頃からパリで始まった印象派の影響を受け、メルボルンの芸術家の一派。ハーストブリッジ線のハイデルベルクの街に住みついた画家を主にさす。

ハイデルベルク派


屋上に傾斜した屋根(マンザードルーフ)が見える。明りとりの窓や屋上の鋳物製の飾りが見える。
第二帝国様式 セカンド・エンパイヤの特徴であり、スワンストン通りの向かい側にあるタウンホールや、スプリング通りのプリンセス劇場など1880年代のマーベラスメルボルンを象徴する建物。


スワンストン通り中央部(ロンズデールからコリンズ)



スポーツショップなどが入居している。

スケートボードショップショップ 
Fast Times

オパール屋 (二階)
The Natioal Opal Collections

中本屋
Kill City and Flinders Books
119 Swanston Street
03) 9663 3741

右側にはベジタリアン・レストラン
Crossways Food For Life
123 Swanston St

コリンズ通りからバーク通りにかけて
左から
マンチェスターユニティ 
Manchester Unity Building
キャピタル シネマ(色つき)
Capital Cinema
バックストンズ ビルディング
Talma Building
名前不明のビル(1880年代建築と思われる。)
センチュリービル
Century Building

1880年代の背が低いビルから1930年にかけての背が高い建物物群だが、どれも保存状態が良い。

1940年頃に書かれたスケッチ(コピーライト切れ)

建設当時のバックストンズビル。
The Artistic Stationery Company's (Buxton's)
Albert Charles COOK (画家)作   NGVビクトリア州立美術館所蔵


周囲に高層ビルが無い。
第二帝国様式の三点セット、マンザードルーフ、明かり取りの窓、ティアラ(屋上の鋳物飾り)が特徴的。

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