2017年2月4日(土)
リバイアサンビルディング Leviathan Building
バーク通りとスワンストン通りの交差点
Bourke Street and Swanston St. メルボルン Melbourne
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バーク通りにバロック調の優雅な姿を見せるのは、メルボルン市内中央部で最初の紳士服店であり百貨店であったリバイアサン社の本店である。リバイアサン社は、この場所での商売は中止して現在はパースにてビジネスを続けている。
撮影データ Canon EOS 5DMarkU 絞り優先AE 評価測光 絞りF4.0 1/8000秒 ISO感度 400 露出補正 太陽光 JPG
レンズ EF 24−70mm f/2.8L USM 2017年1月17日17:47 板屋雅博 撮影
リバイアサンビルディング Leviathan Building
過去の名前:Leviathan Stores
住所:271 Bourke Street
建築年:1912年ー1913年
建築期:両大戦期 Interwar
建築様式:ボーアーツ Beaux Arts
設計:Bates Peebles & Smart事務所
Walking Melbourne
リバイアサンビルはメルボルンの著名なBates, Pebbles & Smart事務所が設計し、1912年から13年にかけて建築された。ボーアーツ様式を基本とするがアールヌーボー、アールデコ、エドワード期バロック、クラシカル、マンネリスト様式などを取り入れた折衷様式となっている。リバイアサンは、オーストラリアのアパレルブランドでリバイアサン布製品社(Leviathan
Clothing Industry)によってメルボルンに1909年に創立された。最初は、外洋航海船員の為の洋服布製品を制作する会社であった。本社は、バーク通りとスワンストン通りの交差点にあるリバイアサンビルにあった。リバイアサン社は、1969年に西豪州パース市に移動し、トレードマークも刷新し、ヨット、サーフィンなどマリンスポーツ用品やマリンアパレルに特化した。リバイアサン社の製品は、オーストラリア、ヨーロッパ、日本、北米などで販売されている。1974年からはリバイアサン社はパースに拠点を置くワーナーファウンデーションを通して海洋学リサーチ組織や海洋探査活動に資金を提供している。
リバイアサン男性洋装店は、メルボルンで最も有名な百貨店のひとつであった。リバイアサン洋装店は、1865年のサンド&マクドガル名簿(Sands
& McDougall Directory)に記載されている。.リバイアサン社は、この場所を長く賃借していたが、1910年に購入して、新しい5階建てのビルを建築した。アーガス新聞は、新建屋をメルボルンで最も美しい建物と称した。リバイアサン百貨店は1923年の警察のストライキでは被害を受け、マネキンは通りに投げ出され、商品は盗まれた。1976年の建築調査資料ではリバイアサンビルをビクトリア時代のなごりであると記している。リバイアサン社は、この場所での商売を停止した。一階は分割されて小規模のアパレル小売店に改装された。
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リバイアサンビルは、メルボルン市内では最初の本格的な百貨店であり、ロンドンの洋服百貨店ホワイトレイズビル(Whiteleys Building)に触発されたと身られる。ホワイトレイズ百貨店は、布地業者であったウィリアム・ホワイトレイによって1863年にロンドンで建築された。
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メルボルン最古の設計事務所はジョセフリード(Joseph Reed)が設立した。Frederick Barnesが加わり、1862年から83年まではリード&バーンズ(Reed
& Barnes)事務所、バーンズが他界し、Anketell HendersonとFrancis Smartが加わり、1883年から90年まではReed,
Henderson & Smart事務所、ジョセフリードが他界し、Edward Bates、Norman Peebles 、Charles
Smart (フランシスの息子)が加わり1890年から1926年ではBates, Peebles and Smart事務所となった。Sir Osborn
McCutcheon が加わり、1926年から95年まではBates, Smart and McCutcheon事務所、1995年から現代まではBates
Smart事務所となった。
Bates Smart(wiki)
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