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ロイヤルビクトリア花卉協会

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2012年8月26日(日)
メルボルン・花卉協会ビル Horticultural Hall
ロイヤルビクトリア花卉協会 the Royal Horticultural Society of Victoria (RHSV)
ビクトリア大通り Victoria Avenue
メルボルン Melbourne
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ビクトリア大通りとラッセル通りの交差点周辺には歴史的な建造物が多いが、この花卉協会ビルもそのひとつ。ビクトリア大通りを東側へ2軒目にある。重厚なビルに驚くが、花卉協会(Victorian Horticultural Society)と柔らかな建築目的であった。

撮影データ Canon EOS 5D シャッター速度優先AE 評価測光 絞りF16.0 1/100秒 ISO感度 800 露出補正 -1/3 太陽光 JPG レンズ EF 24-70 mm f/2.8L USM
2011年2月07日 板屋雅博 撮影


  メルボルン・花卉協会ビル
Horticultural Hall
住所:31-33 Victoria Street
建築年:1872-1873
建築当初の使用目的:ホール
現在:事務所
建築家:William Ellerker
建築期:ビクトリアン
建築様式:アカデミッククラシカル
Academic Classical

Wallking Melbourne

Victorian Heritage Register (VHR) Number H0520

 ビクトリア花卉協会(Victorian Horticultural Society)は、1848年に設立された。発起人は、メルボルンの創始者ジョン・パスコ・フォークナー。フォークナーは、花卉産業の振興と花卉農家や流通業界の懇親のために、クイーンズヘッドホテル(Queen’s Head Hotel )に、委員会を招集し、ビクトリア花卉協会が設立された。当時のメルボルンの人口は、3万人ほど。当時の英国の文化をそのままメルボルンにも込んでおり、花卉の需要も高く、花卉農家や小売店もかなりの数にのぼっていた。



 ビクトリア花卉協会の後援者は、初代総督のチャールズラトローブやメルボルン市長のヘンリームーア。
1859年にビクトリア花卉産業向上委員会(Victorian Horticultural Improvement Society )が設立され、この場所に鉄で出来た小屋が建てられた。1872-1873に現在の建物に2000ポンドの資金で建て替えられた。
2階建ての伝統的なクラシカル様式で、構造はレンガを用いて、表面はセメント化粧。1878年には、ほとんど同じではあるた非対称ファサードを持つ別棟を建てた。マーベラスメルボルンと呼ばれた1870年代の過渡的な建築様式の重要な建築例である。

 ビクトリア花卉協会(Victorian Horticultural Society)は、1885年に英国ビクトリア女王により王室称号を許され、ロイヤルビクトリア花卉協会 the Royal Horticultural Society of Victoria (RHSV)となった。RHSVは、100年以上も現在の場所に存在し、花卉農家、花店、流通業者や一般の花卉愛好家などの為の自治的な協会として活動している。

ロイヤルビクトリア花卉協会

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