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救世軍訓練学校 Salvation Army Traning Garrison

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2014年6月22日(日)
救世軍訓練学校
Salvation Army Traning Garrison
ビクトリア大通り Victoria Avenue
メルボルン Melbourne
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ビクトリアパレードをシティから東へ進みニコルソン通りを超えた場所にチューダー様式の威厳を備えた城壁の建物が救世軍訓練学校がある。20世紀初頭、救世軍がメルボルンやオーストラリアの社会に重要な役割を持っていたのがわかる。

撮影データ Canon EOS 5D 絞り優先AE 評価測光 絞りF5.0 1/400秒 ISO感度 100 露出補正 -1/3 オートJPG レンズ EF 24-70 mm f/2.8L USM  2014年1月17日 板屋雅博 撮影


 救世軍訓練学校 
Salvation Army Training Garrison
住所: 68-92 Victoria Parade
建築年:1900 - 1901
建築目的:学校
現在の用途:駐車場
建築期:エドワーディアン
建築様式:ネオゴシック
階数:4階
施主:James Smith
監修:General and Mrs Booth
建築家:エドワード・サウンダース大尉
Edward Saunders

 エドワード・サウンダース大尉は、1880年にジョン・ゴア(John Gore)と共にアデレードで救世軍オーストラリアを設立した。エドワード・サウンダース大尉は、救世軍訓練学校など5つの建築物を設計した。また1902年に建設されたメルボルンのアルバート通り508にある救世軍印刷局の設計にも関係している。イーストメルボルンをキリスト教と学校地区にするという初代ビクトリア植民地総督であったラトローブの構想にも合致している。現在保存されているのは正面のファサードでけであり、すぐ裏側には駐車場が建設されている。

 救世軍訓練学校はメルボルンには稀なチューダー様式建築を取り入れた壮大な建築物である。その巨大さと特徴的なファサードによりビクトリア大通りのランドマークとなっている。内部構造にも独特の設計が取り入れられている。プレスされた金属製の天井を装飾として取り入れており、これはビクトリアでは先進的なものであった。救世軍訓練学校は1901年から1913年まで豪州とニュージーランドの全土の救世軍の訓練施設として使われた。
救世軍訓練学校は、メルボルンや豪州の社会の中で救世軍が重要な役割を果たしていたことを表している。



 救世軍は1865年にウィリアムブース(William Booth)によってロンドンで設立された。救世軍は福音主義的なキリスト教の運動であり軍隊組織を持つと云う特別なスタイルを持っている。実際の軍隊と同様に士官と兵隊の組織を持っている。


チューダー様式:
屋上部の銃眼付き胸壁(castellation), コーナーに尖塔をもった塔、正面ファサード、赤レンガのファサード、中央のタワーを中心にした左右対称の8つのベイ区画など




 救世軍訓練学校はエドワード・サウンダース大尉に設計され城や要塞のような外観を持つ。
当初は、救世軍連邦訓練学校(Federal Training Garrison for the Salvation Army)と呼ばれた。尖塔をもつタワー、城壁のような屋根の部分など印象的な外観を持つ。



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