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日本人の会

内在の風景 Immanent Landcape

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2010年8月22日(日)
内在の風景 Immanent Landcape
ギャラリー ウェスト・スペース 
Gallary West Space
Anthony Street
メルボルン Melbourne
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内在の風景と題する現代アート展が、メルボルンシティ北西部、ビクトリアマーケットに近いギャラリーで行われた。日本とオーストラリアから8名の作家の作品が展示。オープニングの日には、作家が集まった。

撮影データ Canon EOS 5D MarkU絞り優先AE 評価測光 絞りF5.0 1/1000秒 ISO感度 100 露出補正 AWB JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L USM

新藤詩子とその作品

 開会の辞を述べる新藤詩子。
内在の風景展には、高松次郎の言うような『見えないヴィジョン』を感じる能力に長けている作家が集まったように思う。幻は、彼らの研ぎ澄まされた感性に捕えられる。。そして彼らの優れた技を持ってその強度を増し、風景を仮の棲まいに漂う。今回の展覧会のテーマである内在の風景というコンセプトは、そのような見えない幻が宿った展示作品を包括している。

新藤詩子
1980年東京生まれ 現在、メルボルン在住
東京とメルボルンのふたつの都市で活躍中。
展示作品
Ai Sasaki, Atsunobu Katagiri, Nobuaki Onishi, Hisaharu Motoda, Kiron Robinson, Hamish Carr, Jeremy Bakker and Utako Shindo

 大西伸明
この電球のタマに見えるものは、電球のタマではなく、樹脂製の芸術作品。

僕の作品は、主に樹脂による型どりや版画技法を用いて、物体の表面を剥ぎ取りつつ、本物と見紛うような彩色を施して、別の物質へと移行させたものである。例えばガラスをモチーフとした場合、作品≪garasu≫は限りなくガラスに近い表面を有しておりまた同時にガラスとは全く異なるモノとして存在し、両者の間で引き裂かれた状態になる。ガラスは、透明になればなるほど、向こう側の風景をはっきりと写し出し、こちら側の風景も反射して写しだす。つまり透明になればなるほど緊張感が増し、曖昧な領域に存在する特殊な物体である。

大西伸明

 佐々木愛

食品用の砂糖(ising ice)を使って壁に文様を施す独自のユニークな手法を確立。

見えない島 ポート・フィリップ・ベイ
私たちが地図を見る時、海によって切り取られた陸地だけしか知ることが出来ない。
その先は海の底で、紙の上では表現されないのだ。しかし海岸線が陸の終わりではなく、陸はその先にもすっと続いている。大陸と云う名の島は、私たちが見えない海の底で無限に繋がっている。

佐々木愛
 
  片桐功敦
華道家 オーストラリアの北部にあるアーネムランドを訪問。アボリジニの居留地を訪問してインスピレーションをもらう。タスマニアを訪問して素材を入手。独特のアート生け花を展開。
片桐功敦

元田久治
都市風景をモチーフとした作品。
写真の中の都市風景を廃墟というフィクションとして自らの手で描き、版画においてはリトグラフで客観的に捉えなおす手法である。元田久治

内在の風景は、8月20日から9月4日まで開催。

Gallary West Space

内在の風景

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