2007年9月2日(日)
ドライスデール駅 Drysdale Station
バラライン半島鉄道 Bellarine Peninsula Railway
ドライスデール Drysdal
バラライン半島 Bellarine Peninsula
ビクトリア Victoria
この場所の地図 Google Map
今日も安定した晴れの一日でした。最高気温は23度くらいまであがりました。午前中は快晴でしたが、午後は多少は雲が出ましたがそれでも良い天気でした。
昨年の今日2007年9月2日(ビクトリアマーケットのカフェ)
Bellarine Peninsula バラライン半島
メルボルンの海はポートフィリップ湾と云います。湾沿いにまっすぐに東南方向へ約80km行った場所に人口16万人のビクトリア州第二の都市ジーロン(Geelong)があります。ジーロンから更にポートフィリップ湾を回り込むと東へ向かって突き出た半島があります。ここがBellarine
Peninsulaです。1850年代は、小麦や穀物の産地として栄えました。現在は、ワイナリーや観光業が主な産業となっています。バラライン半島の先端のクイーンズクリフからは、対岸のソレント(Sorrento)へフェリーボートが出ています。ふたつの半島の最短部の距離は、わずか4kmほどです。
フェリー公式Web virtual sorrento
visitvictoria Sailsorrento
バラライン半島鉄道 Bellarine Peninsula Railway
1878年にジーロンとクイーンズクリフを結ぶ基幹線として開通しました。またドライスデール駅から西のワーラナンブール(Warrnambool)へのグレートオーシャンロード線の乗換駅としても活躍しました。クイーンズクリフはメルボルンの湾の先端にあり、防衛拠点としても重要な場所であり、この路線は、クイーンズクリフへの兵站線(食料弾薬の供給路)としても重要であったのです。その意味もありメルボルン成立の早い時期に鉄道路線が敷設されました。
The Bellarine Peninsula Railway
ドライスデール駅舎とローン湖(Lake Lorne)
最初の頃は、1日にわずか1列車、最盛期の1885年でも4列車だけでした。やはり人口も少なく車のあまり無い時代でさえ需要は少なかったのです。1900年代に入ると、1日2便になり、1930年頃には、1日に1便もなくなり日曜日の観光用のみが走る状態になりました。戦争時には兵役輸送として活躍しましたが、1976年に完全に閉鎖されました。
出発の合図をする駅長。
その後、豪州鉄道歴史協会(Australian Railway Historical Society)ジーロン支部の努力があり、1979年に復活することが出来ました。現在、走っている蒸気機関車は、同協会が保存していたものをもってきたものです。
蒸気機関車(サザンクロス駅)
料金:おとな$18 (1日チケット乗り放題)
出発時間
Queenscliff Railway Station
1030, 1130, 1230pm, 1.30, 2.30, 3.30
出発です。小さな蒸気機関車ですが、5両ほどの客車を引っ張って本日最後の便がクイーンズクリフへ向かって出発です。
ドライスデールの町は、人口1500人の小さな街ですが、歴史的な建物が多く残る観光地です。ジーロンからポートアーリントン(Port Arlington)へ向かう途中にあります。少し立ち寄って行きたい街です。
グレートオーシャンロードトップ
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